roricaの殴り書き板。

メモ用紙みたいな

USB 5Gbpsに変換する1GbE LANアダプタの注意点を書いてみた。

なんか今日 (3月24日) 暑くない?

 

もともと独立記事ではなかった

もともとはiPad Pro買ったよっていう記事の中に見出しの1つとして入れる予定だったんですが、思ったよりも長くなったので独立記事にしました。そのため1記事としては若干短いです。一応書きましたが、まあぶっちゃけどうでもいいことだと思います。

 

iPadで使えるのと使えないLANアダプタがある

最近のiPadはType-CなのでUSBからRJ-45に変換する、所謂イーサネットアダプタがLightning比で使いやすくなったんですが、使えるものと使えないものとが存在するようです。早い話が "Nintendo Switch対応" を謳っているものはiPadには使えません。どういうことか若干詳しく書いていきます。

 

USB 5Gbps to 1GbEアダプタは大まかに2種類ある

まず、世の中に出回っているUSB (USB 5Gbps) とRJ-45 (1GbE) を変換するアダプタに搭載されているコントローラーチップはRealtekのRTL8153とASIXのAX88179のどちらか2つになります。どんな安物買っても、よほど変なのでない限りはこの2つのどちらかが載っているはずです。USB側がStandard-AだったとしてもType-Cだったとしても同じです。この2つですが、機能はほぼ同じ一方で対応している機器はバラバラです。主が試したor調べた限りだと

 

  RTL8153 AX88179
Windows 10以降
macOS BigSur以降
Android 10 ×
iPadOS 16 ×
Nintendo Switch ×

〇 : 使える | △ : わからん(後述) | × : 使えない

 

こんな感じ。そう、すごくバラバラなんです(大事なことなのでry)。雑に分けるならばApple系はRTL8153使えばOKで、Android系はAX88179のを使えばOKです。

手持ちで検証したところWindowsは10以降ならどっちでもプラグアンドプレイで使えます。8.1以前は知らないけどサポート切れてるし使う人いないよね。(てきとー)

macOSは調べた部分があるので若干自信なし、△にした理由はAX88179はかなり面倒だったか使えなかった記憶があるから。Catalinaまでは面倒な手順踏めば使えてました。BigSur以降は未検証。

Android 10は手持ちのXperia XZ2 Premiumで検証。具体的なOS、機種毎の互換性は不明です。

Switchは実機調査です。一つ謎なのが、Switchのドックの内側のUSBポートはUSB 5Gbpsだった気がするんですが、LANアダプタとは何故かUSB 2.0で通信します。つまり、どんなに頑張っても、実効値とか無視してもSwitchでは480Mbpsまでしか出ません。

先述の "Switch対応は避ける" というのは上の表に当てはめればわかる通り、Switchに対応している製品はまず間違いなくiPadには対応していないためです。では "Switch非対応ならばiPadで使える" が成り立つかというとこれは微妙です。AX88179採用製品だったとしても、Switch対応と明記していない製品は存在するためです。つまりSwitch基準の見分け方は、iPadで使うことを目的とする場合は "選び方" というよりは "避け方" が正しいです。

 

買う時の見分け方が無い

じゃあこれらの見分け方ですが、外見や基本的な機能の違いがありません。Windowsにぶっさせばデバイスマネージャで分かりますし、他の機器でも使える使えないで見分けがつきますが買ってから非対応でしたでは時すでにお寿司です。数千円とはいえお金は大事です(おまいう)。じゃあどう見分けるかというと

・レビューを掘り起こしてこの辺書いてくれている人を探す

Nintendo Switch対応or非対応でざっくり見分ける

・商品説明に書いてあることを願う

です。チップについて直接明記しているメーカーは恐らく少ないです、でも「Realtek社製チップ搭載」とか宣伝してるのはあるかもしれない。明記してある製品も一部ありました。あとBigSur以降のmacOS対応を宣伝しているものはRTL8153搭載のものが多い気がします。主の思い込みかもしれない。

 

主の使ってるやつリスト

メーカー 型番 チップ USB形状
Amazon Basics L6LUD013-CS-R RTL8153 Type-C
BUFFALO LUA4-U3-AGT(E2) AX88179 Standard-A
BUFFALO LUA4-U3-CGTE-WH AX88179 Type-C
Cable Matters 201310-BLK-N RTL8153 Type-C
ELECOM LAN-GTJU3 AX88179 Standard-A
SANWA SUPPLY USB-CVLAN3W AX88179 Standard-A

一応Amazonのリンクを貼っておきましたが、古かったり、めちゃくちゃ高かったり、そもそも売ってなかったり、そもそもハブだったりするのでここにあるのをあえて買う必要はないと思います。物にもよりますが、上のリストのものに拘らなければマトモそうなのを買ってもだいたい1500円~で新品で入手できます。

 

選び方

極論ですが、有線LANを多用するならどっちも持っていて損はないと思います。そこまで高くないので両方揃えても3000円ちょいで済みます。どちらか片方にするならば持っている機器との相談ですね、Windowsならどっちでも使えるので安いのを選べば良いと思います。そんなに壊れる部類の製品でもないので、安ければ中古もアリかも。

Type-CとStandard-Aの違いですが、形状以外の違いはありません。これも使ってる機器次第で、Type-CとStandard-Aが中途半端に共存している環境ならStandard-Aを買っておけば良いかと思います。Standard-AをType-Cに変換する分には安全ですが、Type-CをStandard-Aに変換するのは規格違反なのでおすすめできません。

メーカーですが、先述の通りコントローラーチップが実質的に2種類しかないので大きな差はでません。見た目とかで好きなのを選べば良いと思います。ただし、あまりにもいい加減な製品だと発熱とか故障とかの問題があるので、多少は名前が通っているブランドのものを買うのが安全でしょう。

 

1GbE以外は未検証

かつては2.5GbEのアダプタも持ってはいたんですが、使わな過ぎて処分した。ので、検証してません。というかできません。