EXCERIA PLUS G4が発売されるらしいですよ
経緯
使いもしないくせにSSDをちょくちょく購入していました。無計画に購入しているので当然容量過多であり、SSDだけで10TB以上過剰という状態でした。
そして台数も多くなっており、いい加減SSDの台数分ケースを購入しているとそれの費用も気になるようになってきました。
この記事は数か月寝かせていたのですが、当時Amazonでポイントアップキャンペーンが実施されていました。Amazonでポイントアップの要件である1万円以上を満たすのに、SSDは良い感じの価格です。良い機会なので2TBのSSDを購入し1TBのSSDを一部置き換え、過剰なものは処分することにしました。
単に処分だけすれば解決だろうというツッコミは受け付けません。
選定
とはいえ最初から買うものは決まっていました。
KIOXIAのEXCERIA PLUS G3です。
このSSDはPCIe 4.0x4対応で15,000円前後で買えるコスパの良さ以外特にこれといった特徴はありません。
が、筆者の環境に限って言えば今回のEXCERIA PLUS G3は大きく方針転換を行ったモデルです。筆者は今までDRAM付きSSDをほぼ必須条件として購入していましたが、今回のEXCERIA PLUS G3はHMB使用を前提としたDRAMレスSSDです。
簡単に紹介
EXCERIA PLUS G3は前作のEXCERIA PLUS G2から比較的大きなモデルチェンジを行っており、今までのDRAM付きで両面実装からDRAMレスで片面実装のかなりシンプルな設計になりました。コンポーネント自体はシンプルになりましたが、PCIe 4.0x4に対応し、基本的な性能は前作よりも向上しています。また、Phison製のコントローラーやKIOXIA製のNANDが、それぞれ仕様に変更はあるものの引き続き採用されています。
DRAMレスにした理由
今まで筆者が拘ってきたDRAM付きSSDは確かに高速でしたが、ある問題を抱えていました。コンポーネントが多いが故に消費電力が高いのです。この問題はほとんどの場合は気にならないのですが、外付け化した際にiPhoneでは電力不足で使用できないという地味なデメリットがありました。
筆者が使用してきた中だとDRAM付きなNVMe SSDで、iPhoneのバスパワーで動作できるのはEXCERIA G2程度です。筆者はデータ転送にSSDを多用するため、iPhoneとのデータ転送でSSDを選ぶ必要がある点はかなり不便に感じていました。今回、この問題を解決するために採用したのがDRAMレスSSDという訳です。
ただし若干賭け要素があり、まずiPhone 15 ProのUSB-Cポートは供給電力が5V 900mAの4.5Wです。
筆者が今までiPhoneとの橋渡しに使用していたEXCERIA G2 1TBの消費電力は僅か3.5Wです。
iPhoneで認識しなかったEXCERIA PLUS G2 1TBは6.7W、EXCERIA PLUS 1TBは6.5Wです。
今回購入したEXCERIA PLUS G3 2TBは5.3Wです。
つまるところ、EXCERIA PLUS G3の消費電力はどちらかといえばEXCERIA PLUS (G2) に近いのです。というか、EXCERIA G2がDRAM搭載なのに省エネすぎる。
とはいえ、上記に書いた消費電力はあくまで最大の公称値です。おそらくEXCERIA PLUS G3の公称消費電力はPCIe 4.0x4でリンクした場合を想定しているため、USB 10GbpsエンクロージャーでPCIe 3.0x2で動かす場合は省エネな可能性があります。これに賭けます。
開封
開封時に無理やり開けたら中の仕切りごと破れました。今までのKIOXIA製品はプラスチックの台座に入っていましたが、今作は紙製のようです。
ケースはJMS583のケースを使用します。RTL9210Bのものもあるのですが、筆者の環境だと相性が悪いのかちょくちょく認識断するので今回は使用しません。
適当にexFATにフォーマットします。
ベンチマーク
は忘れていたので思い出したときにやります。
どうせ頭打ちになるUSB 10Gbpsエンクロージャーでやる意味があるかと問われるとかなり微妙です。
iPhoneに接続してみる
公称の消費電力がデカめなのでダメかと思いましたが、案外あっさり認識しました。iPhoneで使用できるのであればiPad Proでもほぼ間違いなく使用できるため十分です。
本体ストレージからEXCERIA PLUS G3へのコピーに約8GBのデータのコピーに12秒かかりました。ギリギリUSB 5Gbpsの転送速度を超えているのでよしとしましょう。
使い道
実は現状でもSSDは余っているので当分は予備というか、コイツは買った時からデッドストックです。何故買った。
余談:iPhoneで消費電力が大きいSSDを使用する方法
先ほどiPhoneのUSBポートは4.5Wまで供給可能と書きました。これ以上の消費電力が必要なSSD+ケースの組み合わせでは使用できませんが、実はセルフパワータイプのハブを噛ませることで認識させることができます。
ただしUSB PD等である程度の電力を受ける必要があり、かつUSB 10Gbpsの通信速度を確保できるハブというのは意外と選択肢がないのと、単純に面倒なのであまりおすすめはしません。
例えば過去に書いた下記の記事では、USB4+FireCuda 530という組み合わせをThunderbolt 4ハブを使用することでiPhoneに認識させています。
さらに余談
ブログ用の写真は基本的にXperia 5 IIIで撮影しているのですが、なんかブレやすいですね。iPhoneだとAI補正が酷すぎて気持ち悪いのでブログ用にはあまり使用していません。本体の体積に対してデカいカメラ搭載してるんだからもっとまともな性能してほしいです。
Xperiaのカメラに自分の技術不足の責任転嫁をしたのはまあ良いとして、はてなブログの見たまま編集で画像サイズをGUIで変更できなくなったっぽいので、今後画像なし記事が増えるかもしれません。
利益目的でもないブログでわざわざHTML編集して書くほどの体力はありません。