UKよりもUS配列派
経緯
MacBook Proをクラムシェルモードでも使えるようにしたかった。
筆者宅には外付けキーボードは何台かあるのですが、いずれもWindows向けのものなんですよね。
作業デスクのスペースの都合で、稀にMacBook Proをクラムシェルモードで使いたくなる時があったのと、この際なのでちゃんとMac用のキーボードを買おうと考えた訳です。
キーボードを探す
現在使用しているMacBook Proは整備品のため、キーボードは日本語JIS配列です。
いつかブログに書こうかと思っている内容ですが、現在使用しているM2 Pro MacBook Proは来年秋以降に買い替えの予定があり、その際は新品でUS配列にカスタムすることを検討しています。そうでなくても日本語JIS配列はあまり見た目がよろしくないのでUS配列のキーボードを探すことにしました。
買ったのはこれ
LogicoolのMX Keys Mini for Macを購入。
KX700MPGでカラーはペイルグレーです。
今回コレを選んだ理由ですが、Mac向けで入手性がよく、マルチペアリングに対応しており、US配列で入手性が良いものがこれくらいだからです。
一応有象無象に手を出せば選択肢は広がりますが、有象無象は有象無象なのでどれを選べば良いかわからない、そんなものの選定に時間をかけるくらいならLogicoolの多少高くてもしっかりしたキーボードを選んだ方が良いという判断です。
良いところ
キーバックライトを搭載していること、Mac向けキーに限定しているため見た目が良いこと、マルチペアリングに対応していること。
気になるところ
思っていたよりもキーストロークが深かった。筆者は浅めのキーが好みなので打鍵にやや違和感があります。
どっちとも言えないところ
対応USBレシーバーがLogi Boltであること。現状はUSBレシーバーは使わずにBluetoothのみでの使用予定なので問題ありませんが、Logi BoltはUnifyingと互換性がないためやや面倒なんですよね。また、このキーボードはLogi Boltレシーバーが付属していません。
テンキーがないこと。これは別途Bluetoothの外付けテンキーを使用すること前提で、キーボード側をコンパクトにするためにあえてテンキーレスを選んでいます。テンキー自体は多用しているのであれば便利であったことは間違い無いですが、メリットでもありデメリットでもあるのでこちらに書きました。テンキーレスで後悔はしていません。
今後の使い道
まずMacBook Pro単体運用時は普通に本体のキーボードで使用予定です。クラムシェルモードで使う時だけMX Keys miniを使用する予定です。
また、マルチペアリングが使用できるのでiPadともペアリングしています。3つ目のペアリング枠が空きですが、別に余らせる分には問題ないためしばらくはこのまま使用します。iPhoneとのペアリングも検討しましたが、自宅でわざわざiPhoneでキーボード使うような作業は思いつかないため特に設定していません。
Surfaceのキーボードも交換したくなった
見出し通り、ついでにキーボード交換が比較的容易なSurfaceでもキーを交換することにしました。
筆者はUS配列だろうがJIS配列だろうがタイピングは大して速くなく、どちらにしようが混在していようがパフォーマンスに差が出ないためJIS配列のままでも良かった。
他方Surface Pro 9はマトモな後継機種が現状出ておらず乗り換え先が無いため、かなり長期使用になる可能性があります。そのため、できるだけ使いやすいように早い段階でカスタマイズしてしまおうと思った訳です。
というか、筆者的にJIS配列であるメリットが特にありません。Surface Laptopのキーボードのように、スペースキーの両隣がMacのパクりみたいな配列だったらまだ使いやすいのですが、Surface Pro Signatureキーボードは使いやすくも使いにくくも無い無難な配列なので、だったらUS配列にして見た目をすっきりさせた方が良いです。
探す
元から着脱式のため物理的に交換が容易なのは間違いないものの、US配列のSurface Pro Signatureキーボードの入手性は悪いです。頑張って探します。
買ったのはこれ
Surface Pro X Signature キーボード
QSW-00021というやつです。
パッケージ見て日本語配列じゃねーかと思ったんですが、パッケージ裏面を見てみると
だそうです。紛らわしいわ。
Surfaceに限らないんですが、商品ページは英字配列キーボードの画像で、説明文に「実際の商品は日本語配列です」みたいなあれやめてほしい。キーボードの配列は重要です。USだとRAltキーがあるけど日本語だと削られてるみたいな変更されるときもあるので、商品画像くらい手間惜しまず各国版に合わせてほしいですね。
今回はそれの逆パターンですが、決して安くないキーボード、パッケージ画像の差し替えを惜しむほど利益率ギリギリなんですかね?
さすがに中身はちゃんとUS配列でした。
話を戻しまして筆者が使用しているのはSurface Pro 9ですが、Surface Pro 8/X以降の機種は現状キーボードの互換性が保たれているため、相互に使用可能です。
Surface Pro X発売時に、公式で日本向けに英字配列キーボードを展開していた過去があり、今回のQSW-00021も多分それの一部です。
他にも英字配列であり比較的国内での入手性の良いSurface用キーボードとしてQJW-00021等のSurface Pro キーボードがありますが、コイツらはペンが付属しない上にそもそもペンの充電スペースが無いため、今後ペンを使用する予定がある場合は気をつけましょう。
ところでこれ、実は新品なんですよ。発売からなかなか時間経過しており2019年くらいのロットだと思うのですが、どこで眠ってたんですかね。
良いところ
US配列なので表示がすっきりしていて良いです。
キーバックライトも、もちろんついています。
Surface Pro X世代のキーボードなので、現行機で伝染病の如く蔓延しているCopilotキーとかいう邪魔者が無く、使い勝手が良いです。CopilotとかいうMicrosoftの気まぐれでどっちにも転ぶ可能性がある機能でキー一つ占拠されるとか嫌すぎる。転ける転けないの前にまず使わない。
また、特に使う予定はないもののSurfaceスリムペンも手に入りました。
気になるところ
Surface Pro X世代のキーボードなので、スタートキーがWindows 10時のデザイン準拠です。細かいところですが、フラットデザインで統一されているキーの中に一つだけ立体表現の入ったヤツがいるのでやや目立つ。今まで使ってたSignatureキーボードから剥がして交換しようかと思ったんですが、JISとUSでスタートキーのサイズが違った。
着脱が微妙にやりにくいとかの仕様は今までのキーと変わらないのであえて触れる要素でもないですかね。
予備の外付けキーボードも入れ替えることにした
この際なので予備の外付けキーボードも入れ替えることにしました。
コレは文字通り予備なので使用頻度はかなり少ないのですが、例えばSurfaceを外部ディスプレイに繋ぎつつ本体ディスプレイをオフでコンパクトに使うときとか、VOD端末のWi-Fiパスワード入力用とかに使います。
K380を購入
探す過程とかはいい加減どうでも良いと思いますので結論から書きます。
LogitechのK380を購入。
LogitechはELEなんとかのブランドではなく、Logicoolの海外での本来の社名です。
パッケージに中国語らしきものが入っていますが、中身はUS配列です。
良いところ
これにした理由ですが、並行輸入品が国内で販売されており入手性が良いからです。
また、マルチペアリングを採用しており、パンタグラフ式でキーストロークが浅め、テンキーレスでコンパクト、それでいて割と安価だからです。
また、海外向け展開のモデル、おそらく中国向けであるにもかかわらず、技適通過しているのも見逃せない利点です。LogitechのUS配列キーボードは技適通過しているものとしていないものがあるので、事前に調べることをおすすめします。
気になるところ
Fn lockキーが無いのが割と致命的ですね。Logi Options+から設定する必要があります。
また、USBレシーバーに非対応です。
実は上記2つの問題はK380sでは解消しています。K380sではEscの裏にFn lock機能がついており、Logi Boltレシーバーに対応しています。
K380sを購入しなかった理由は、日本で並行輸入品すら売られておらず入手性が悪いのと、技適通過しているかどうか情報がなく調べるのも面倒だったからです。
入れ替えて後悔はない程度の満足感
先述の通り、筆者はUS配列キーボードにそこまで強い拘りがある訳でもないので、今までは手間を惜しんでJIS配列で使用していました。実は過去にUS配列キーボードを使用していて、機会があれば戻ろうとは思っていたんですよね。今回がその良い機会だと思い交換に踏み切りました。
US配列はEnterキーが小指に近くなり押しやすいというメリットがある一方、日本語向けキーがなく入力方式の変更が少し手間になるのがデメリットですかね。打ちやすくなるがやや使いにくくなるのがデメリットです。
金銭的な面での無駄が発生しましたが、一度調達してしまえばしばらくは快適に運用できるので、まあこの機会にやって良かったかなという程度の満足感でした。
残るはMacBook Pro本体のキーボードですが、最低でも1年はこのままである予定なので、しばらくはJISとUSが混在した環境で使用することになりそうです。