ミニPCのBluetoothが途切れまくるんですがどうにかならないですかね?
経緯
ワイヤレスイヤホンはYAMAHA TW-E3Bを愛用してました。しかし充電ケース諸共充電切れになるまで使ったり、雨でずぶ濡れにしたり、片方だけ酷使したりしていたためかたまーに動作が不安定になるようになった。Bluetoothだしこんなものだよねで済ませられる程度の不安定さではあるものの、正直いつチーンでも不思議ではないし、WF-C700Nが安いので買ってみようという話です。
つまるところTW-E3Bに不満があるから買い換えたというよりはWF-C700Nが気になったから買ったというほうが正確です。
TW-E3Bでの不満点
実はいうほど不満は抱いてなかった。長時間つけてると耳が疲れるとかそのくらい。主は有線イヤホン派なのでTW-E3Bを長時間使う場面はそんなになかった。それこそATH-CKS550XiSを忘れたときくらい。こっちだとほんとに耳が疲れないし機能も主には十分なので気に入ってます。
関係ない製品の賞賛はさておき、とにかく別にTW-E3Bに不満はなかったので、TW-E3B程度の機能と音質を備えていればまあぶっちゃけ何でも良い。イヤホンにそこまで拘りがない人間ってことですねはい。
欲しい機能とか
そうは言っても最低限抑えてほしい機能はあります。
コーデック
まずコーデックはAACは欲しいです。主はApple製品で扱うことが多いのでAACはあるとありがたいというか必須くらいの考えです。最近はWindowsもaptXよりもAACで優先的に接続してるっぽいので正直aptXはライセンス料かかる点邪魔でしかない。WF-C700NはSBCとAACに対応しているので、主の要求通りです。TW-E3BはaptXとTWS+に対応してましたが、TWS+はQualcomm製チップを内蔵している製品≒Android端末でないと使えないのでただ付いてるだけでした。aptXも検証以外では一度も使ってないです多分。一応AACだと低ビットレートで他コーデックと同等の高音質なので、音質は良くて途切れにくいというメリットがあります。ということはデコード負荷が高いので消費電力は高くなるはずです。まあ、低ビットレートで途切れにくいとかデコード負荷と消費電力が高いとか、この辺は誤差レベルだと思う。iPhoneで使うからAACが良さそうだなあという程度の考えで、何だったら実はSBCでも良いとは思ってます。
防水
主は乱暴者なので水周りでもお構いなしでiPhoneとか防水機器なら使ってしまう人間です。そうでなくても汗とか雨は気になるので防水のないワイヤレスイヤホンは選択肢にありません。TW-E3BはIPX5等級の防水でしたがWF-C700NはIPX4です。ここはかなり不安な箇所です。
その他
細かいところでいえばケースがType-C対応しててほしいとか、SCMS-Tをサポートしててほしいとかがほぼ必須条件ですが、この辺はまともなメーカーから買えば当然のようについてくることが多いのであまり気にしてません。TW-E3BもWF-C700NもType-CですしSCMS-Tはサポートしています。
届いたので使ってみる
同じ製品があと10箱は入りそうな無駄にデカいダンボールで届きました。
付属品は...忘れた。写真も撮り忘れた。確かType-Cケーブルとイヤーピース(大と小が付属で中は装着済)、あと何かあったような気がしないでもない。
イヤホンはケースの中に入った状態で届きます。イヤホンは充電済み、ケースは50%くらいでした。
ケースがコンパクト
デザインに拘りがあるのは流石SONYという感じで、TW-E3Bのケースと比較してコンパクトです。充電はType-Cで、2台目以降のペアリング用に背面にボタンがついています。前面はLEDがついていて、ステータス表示機能を備えています。イヤホン側にLEDはないらしい。
TW-E3Bにはなかったケースの開閉センサーがあるようで、開けると反応します。ペアリングはケースを開けてないとできないらしい。
快適さが全く違う
イヤホン自体はTW-E3Bが片側5gに対してWF-C700Nは4.6gとやや軽量です。
ボタンはセンサー式ではなく物理ボタンでTW-E3Bと同じですが、TW-E3Bよりもボタンが大きく軽いので操作しやすいです。全体的にシンプルなデザインで、つけていて恥ずかしくないと主は思っている。
それよりも驚いたのが、装着感が少ないことです。先述の通りTW-E3Bでは長時間使用時に耳が痛くなるという問題がありました。音量がデカすぎて鼓膜が~ではなくて、イヤホンが接触してる部分が痛くなる方。WF-C700Nだと良い感じにフィットするので長時間つけても疲れなかった。これは今後使う上で気になっていた点だったのでかなり嬉しいポイントです。
WF-C700NもTW-E3Bも、暴れても耳から落ちることは無さそうなので安心して使えます。
音質は問題なし
こちらはTW-E3Bと大差なし。ここは流石SONYともいえ流石YAMAHAとも言える。TW-E3Bはクリアな音に対してWF-C700Nはマイルドな感じの音がします。
正直音に拘りがないので書くことがない。DSEEが使えますが、LDACとHi-Resは非対応となっています。LDACはiPhoneユーザーだし何度でも言いますが音に拘りがないので要らないですし、Hi-Resも迷信に近い何かだと思っているので要らないですね。AACで音質は十分です。
ANCは環境による
ANC (アクティブノイズキャンセリング) 対応機種ですが、正直イヤーピースでの外音防止が大きく、ANCは気持ち程度という印象でした。とは言っても効かない訳でもないので期待はしない方が良いただしあって損はない機能とは思います。XM4とかだともう少し効果が大きいのかな?主は若干ANCに期待して買ってしまったので、ちょい期待外れ感は否めない。
と思ってたけど環境次第でかなり効果が実感できた。うるさすぎず静かすぎないところだと効果が実感しやすい、よくよく考えたら当たり前。例えば電車の中だと効果は実感できるものの騒音はそれなりに貫通してきます。逆に静かすぎるとそもそもANCなくても静かなので意味がない。てきとーな人混みとかだといい感じに効いてくれました。
外音取り込みは優秀です。かなり自然に聞こえる、と思う。
ANCも外音取り込みもTW-E3Bにはなかったので新鮮です。さあ、いつ飽きるかな。
その他機能面
兎にも角にも防水がIPX4なのが玉に瑕。とはいっても無いよりはマシですし多少の雨くらいなら耐えるかな?TW-E3Bに水滴が直撃したときに途切れたことがあるので少々不安。
TW-E3BがサポートしていたaptXとTWS+は非対応ですが、ライセンス料の無駄なので問題なし。最近のSONY製のワイヤレスイヤホンがQualcomm系のコーデックサポートしてないのって多分そういうことだよね。
バッテリーの持続時間はTW-E3Bが本体6時間+ケース18時間でWF-C700NはANC ON時は本体7.5時間+ケース7.5時間、ANC OFFで本体10時間+ケース10時間です。イヤホン単体としては長いものの、ケースのバッテリー容量が大きくないのでケースの充電頻度は増えそうです。ここはケースがコンパクトなことに免じて許す。
マルチペアリングは今後の夏のアップデートで対応予定らしいです。ところで7月ですが、夏っていつからでしょう?
地味にありがたいのは、WF-C700Nはデバイスを8台まで記憶できるようです。TW-E3Bは3台までだったので、iPhoneで使ってiPadで使って、PCで使って...を繰り返してるといつの間にか揮発してることがありました。
アプリが優秀
TW-E3Bの専用アプリであるHeadphones Controllerはバッテリー残量の確認、Listening Careとオートパワーオフの設定くらしかできませんでした。
WF-C700Nの専用アプリHeadphones Connectはバッテリー残量 (ケースも確認できる)、再生コントロール、アダプティブコントロール、外音コントロール、イコライザ等設定できる項目がかなり多いです。気になったのはBluetooth接続品質で、音質優先と接続優先を選べます。音質優先にせよ、接続品質優先にせよSBCよりもAACの方が適してると思うんですが何か変わるんですかね?"ヘッドホンと再生機器で共通する一番良い音質で接続(コーデック自動選択)を行います。"という説明があるものの、iPhoneはLDACもサポートしていないのでこの設定が何のために存在するのかはよくわからない。
蛇足ですが、主はDSEEとANCをONにして他は大体OFFにしてます。イコライザは弄らない人間なのでそのまま、360 Reality Audioは面倒なので放置、アダプティブサウンドコントロールはバッテリー食いそうなのでOFF。
総評
TW-E3Bユーザーだったのでそちらとの比較がメインでしたが、主はXM4とかの高級品を使ったことがないので評価として正しいかはやや怪しいです。
簡潔に言うならば、TW-E3Bを5500円程で購入した身としては17000円ならガッカリしてたと思います。初出価格は17000円前後でしたがその後価格が下がり、今は13000円切りで買えることがあります。このくらいの価格で買えるのであればアリだと思います。SONY直販だと3年保証がついて17600円なので、3年保証に魅力を感じるのであればアリかもしれない。主は3年使う前に飽きる気がしたので3年保証は捨てて12500円くらいで購入してます。
機能的にはTW-E3Bとの価格差を考えるとイマイチですが、快適性は高いのでそのデメリットは帳消しされるかなあというラインです。
同価格帯で敵が多いのは懸念点です。主はいい加減な人間で特定メーカーに最初から絞って買っているので特に比較とかしてないのですが、レビューとか見てみると結構様々な製品と比較されていてWF-C700Nはやや渋いようです。WF-C700Nよりもコスパで優れる製品がいる可能性があることは注意点かもしれません。