roricaの殴り書き板。

メモ用紙みたいな

2.5インチSATA用のケースを買ってみた。

モ〇ストはモンスターストレージの略だったんですかね。

 

経緯

元から手持ち2.5インチSATA用のケースは枯渇気味だったんですが、買うのが面倒というかSATA如きに出資するのが癪だったので放置してました。これ をたまたま見かけて、割引で最終的に600円切ってたので「まあ、この値段なら...」という思考の元不足分2台を買ってみました。

型番はMSSATC25U31-01BKらしい。メーカーはよく知らない。つまりメーカー見て買ってない。メーカーごとにある程度品質の違いはあると思いますが、結局はSATAとUSBの変換してるだけ、コントローラチップに左右される要素が大きいのでどこから買ってもあまり差が出ないと思ってます。

蛇足ですがモンスターストレージというトコはSSDも販売しているようです。主は大手メーカーからしSSDは買わないというマイルールがあるので、ケースしか買いません。

 

開封

ケース本体、USBケーブル、説明書というシンプルかつ十分な構成です。正直ケース本体以外は要らん。USBケーブルはStandard-A to MicroB 3.0ですが、600円未満のケースについてくるケーブルなんてたかが知れてるので、元から持ってる品質の良いケーブルとの混在防止のため外箱に閉じ込めておきました。偏見ではあるもののこの手のケーブルって碌な品質してないんですよ。玄〇志向の2.5インチケースの付属ケーブルなんて新品時点で断線してましたしおすし。

説明書は大抵の人間は読まないので、主もそれに倣って読まずにしまいました。

本体デザインは...まあ透明のとかよりは良いんじゃないですかね。個人の好みの問題、主的には特別気に入ってはないです。

 

開腹

やることがないので当ブログ恒例となりそうなコントローラチップのお披露目会でも。

中身はJMicronJMS578で、まあこの手のでよく見るやつです。USB 5GbpsとSATA 6Gb/sのブリッジコントローラで、商品説明の通りUASPに対応しています。つまり無難。

 

使う

見出しが雑になってきた気がする。

その辺に転がってるSATA SSDを拾ってきてぶち込んでみました。

ケースが9.5mmも対応しているので、7mm HDDとかSSDだと若干隙間ができる。SATA端子は呆れるほど脆いのでスペーサーを入れるなりクッションを入れるなりしたほうが良いと思います。

このケースのメリットでもありデメリットでもある点は、差し込み時にSATA端子に対して水平に差し込めるので、端子部分へあまり負担がかかりません。世の中にある2.5インチケースは、何故か斜め方向から差し込ませる製造時点で欠陥としか思えない製品がゴロゴロあるのでまっすぐ差し込めるというだけで割と嬉しい。他方この設計のため縦方向に長いのがデメリットです。他の2.5インチケースと比べてもややデカめとなっています。

まっすぐ差し込むことを目的とするなら、このような設計を必ずしもとる必要はないので、良心的ではあるものの完璧とは言えない製品です。

CDIで情報も読めてUASPにも対応しているようです。関係ないけどWDのSSDてS.M.A.R.Tで読める情報多いよね。

速度は...微妙。

ギリギリSEQ Readが400MB/s乗らないという惜しい結果に。SATA SSDに速度はあまり求めてないので許容範囲ですが、もう少し頑張ってくれても良い気はする。

基本的にこの手の検証はRyzenなミニPCでやっているのですが、別製品で問題が起きたのでIntelマシンでも測ってみました。

SEQは伸びてRNDは落ちるという結果に。

 

SATAの利点

NVMeが主流の現在、SATAの利点は何か。主は3つあると思っています。

 

1つ目、枯れてる。

SATAはNVMeなんて規格から見たらじーさん規格なので枯れてます。枯れてると何が良いかというと、安定性とかで有利だと思っています。NVMeだと相性不良を起こしやすいという問題がある一方で、SATAはあまり相性問題が起きないので主みたいに色々な機器に使用する身としては安心材料となります。これ みたいな、そもそもやる気のない製品は例外というか論外です。

 

2つ目、省エネ。

SATAは元々HDDとかODDみたいな低速なドライブ向けに設計されていた過去があるので、SSDから見るとボトルネックになっています。これは必ずしもデメリットではなくて、NVMeと比べるとピークパフォーマンスに差が出るので消費電力が低いという地味なメリットがあります。また省エネなのに伴って発熱がNVMe比低いのも一応メリットですかね。

 

上記2点は外付けで使うなら無難にありがたいメリットです。ただし省エネに関しては外付けで5Gbpsで接続すれば良いという話なので必ずSATAに限ったメリットになるかと言われるとビミョい。

 

3つ目、安い。

これは自分で書いておいて微妙だなと思いつつ一応書いてみた。NVMe比性能が低いので安価に設定されていることが多いです。ただ最近はNVMe SSDも価格が下落していて、もう下層が詰まってきているので価格差がかなり少ないことがあります。正直性能と価格のバランスを考えたとき、NVMeの方が得なことが多いのでSATA SSDをあえて選ぶメリットは少ない気はする。特に内蔵用なら。

 

そういう訳で、SATAのメリットは3つただし実質1つです。迷ったらNVMe買ったほうが良いでしょう。