roricaの殴り書き板。

メモ用紙みたいな

WF-C700Nを買ってみた。

ミニPCのBluetoothが途切れまくるんですがどうにかならないですかね?

 

経緯

ワイヤレスイヤホンはYAMAHA TW-E3Bを愛用してました。しかし充電ケース諸共充電切れになるまで使ったり、雨でずぶ濡れにしたり、片方だけ酷使したりしていたためかたまーに動作が不安定になるようになった。Bluetoothだしこんなものだよねで済ませられる程度の不安定さではあるものの、正直いつチーンでも不思議ではないし、WF-C700Nが安いので買ってみようという話です。

つまるところTW-E3Bに不満があるから買い換えたというよりはWF-C700Nが気になったから買ったというほうが正確です。

 

TW-E3Bでの不満点

実はいうほど不満は抱いてなかった。長時間つけてると耳が疲れるとかそのくらい。主は有線イヤホン派なのでTW-E3Bを長時間使う場面はそんなになかった。それこそATH-CKS550XiSを忘れたときくらい。こっちだとほんとに耳が疲れないし機能も主には十分なので気に入ってます。

関係ない製品の賞賛はさておき、とにかく別にTW-E3Bに不満はなかったので、TW-E3B程度の機能と音質を備えていればまあぶっちゃけ何でも良い。イヤホンにそこまで拘りがない人間ってことですねはい。

 

欲しい機能とか

そうは言っても最低限抑えてほしい機能はあります。

 

コーデック

まずコーデックはAACは欲しいです。主はApple製品で扱うことが多いのでAACはあるとありがたいというか必須くらいの考えです。最近はWindowsもaptXよりもAACで優先的に接続してるっぽいので正直aptXはライセンス料かかる点邪魔でしかない。WF-C700NはSBCとAACに対応しているので、主の要求通りです。TW-E3BはaptXとTWS+に対応してましたが、TWS+はQualcomm製チップを内蔵している製品≒Android端末でないと使えないのでただ付いてるだけでした。aptXも検証以外では一度も使ってないです多分。一応AACだと低ビットレートで他コーデックと同等の高音質なので、音質は良くて途切れにくいというメリットがあります。ということはデコード負荷が高いので消費電力は高くなるはずです。まあ、低ビットレートで途切れにくいとかデコード負荷と消費電力が高いとか、この辺は誤差レベルだと思う。iPhoneで使うからAACが良さそうだなあという程度の考えで、何だったら実はSBCでも良いとは思ってます。

 

防水

主は乱暴者なので水周りでもお構いなしでiPhoneとか防水機器なら使ってしまう人間です。そうでなくても汗とか雨は気になるので防水のないワイヤレスイヤホンは選択肢にありません。TW-E3BはIPX5等級の防水でしたがWF-C700NはIPX4です。ここはかなり不安な箇所です。

 

その他

細かいところでいえばケースがType-C対応しててほしいとか、SCMS-Tをサポートしててほしいとかがほぼ必須条件ですが、この辺はまともなメーカーから買えば当然のようについてくることが多いのであまり気にしてません。TW-E3BもWF-C700NもType-CですしSCMS-Tはサポートしています。

 

届いたので使ってみる

同じ製品があと10箱は入りそうな無駄にデカいダンボールで届きました。

付属品は...忘れた。写真も撮り忘れた。確かType-Cケーブルとイヤーピース(大と小が付属で中は装着済)、あと何かあったような気がしないでもない。

イヤホンはケースの中に入った状態で届きます。イヤホンは充電済み、ケースは50%くらいでした。

 

ケースがコンパクト

 

デザインに拘りがあるのは流石SONYという感じで、TW-E3Bのケースと比較してコンパクトです。充電はType-Cで、2台目以降のペアリング用に背面にボタンがついています。前面はLEDがついていて、ステータス表示機能を備えています。イヤホン側にLEDはないらしい。

TW-E3Bにはなかったケースの開閉センサーがあるようで、開けると反応します。ペアリングはケースを開けてないとできないらしい。

 

快適さが全く違う

イヤホン自体はTW-E3Bが片側5gに対してWF-C700Nは4.6gとやや軽量です。

ボタンはセンサー式ではなく物理ボタンでTW-E3Bと同じですが、TW-E3Bよりもボタンが大きく軽いので操作しやすいです。全体的にシンプルなデザインで、つけていて恥ずかしくないと主は思っている。

それよりも驚いたのが、装着感が少ないことです。先述の通りTW-E3Bでは長時間使用時に耳が痛くなるという問題がありました。音量がデカすぎて鼓膜が~ではなくて、イヤホンが接触してる部分が痛くなる方。WF-C700Nだと良い感じにフィットするので長時間つけても疲れなかった。これは今後使う上で気になっていた点だったのでかなり嬉しいポイントです。

WF-C700NもTW-E3Bも、暴れても耳から落ちることは無さそうなので安心して使えます。

 

音質は問題なし

こちらはTW-E3Bと大差なし。ここは流石SONYともいえ流石YAMAHAとも言える。TW-E3Bはクリアな音に対してWF-C700Nはマイルドな感じの音がします。

正直音に拘りがないので書くことがない。DSEEが使えますが、LDACとHi-Resは非対応となっています。LDACはiPhoneユーザーだし何度でも言いますが音に拘りがないので要らないですし、Hi-Resも迷信に近い何かだと思っているので要らないですね。AACで音質は十分です。

 

ANCは環境による

ANC (アクティブノイズキャンセリング) 対応機種ですが、正直イヤーピースでの外音防止が大きく、ANCは気持ち程度という印象でした。とは言っても効かない訳でもないので期待はしない方が良いただしあって損はない機能とは思います。XM4とかだともう少し効果が大きいのかな?主は若干ANCに期待して買ってしまったので、ちょい期待外れ感は否めない。

と思ってたけど環境次第でかなり効果が実感できた。うるさすぎず静かすぎないところだと効果が実感しやすい、よくよく考えたら当たり前。例えば電車の中だと効果は実感できるものの騒音はそれなりに貫通してきます。逆に静かすぎるとそもそもANCなくても静かなので意味がない。てきとーな人混みとかだといい感じに効いてくれました。

外音取り込みは優秀です。かなり自然に聞こえる、と思う。

ANCも外音取り込みもTW-E3Bにはなかったので新鮮です。さあ、いつ飽きるかな。

 

その他機能面

兎にも角にも防水がIPX4なのが玉に瑕。とはいっても無いよりはマシですし多少の雨くらいなら耐えるかな?TW-E3Bに水滴が直撃したときに途切れたことがあるので少々不安。

TW-E3BがサポートしていたaptXとTWS+は非対応ですが、ライセンス料の無駄なので問題なし。最近のSONY製のワイヤレスイヤホンがQualcomm系のコーデックサポートしてないのって多分そういうことだよね。

バッテリーの持続時間はTW-E3Bが本体6時間+ケース18時間でWF-C700NはANC ON時は本体7.5時間+ケース7.5時間、ANC OFFで本体10時間+ケース10時間です。イヤホン単体としては長いものの、ケースのバッテリー容量が大きくないのでケースの充電頻度は増えそうです。ここはケースがコンパクトなことに免じて許す。

マルチペアリングは今後の夏のアップデートで対応予定らしいです。ところで7月ですが、夏っていつからでしょう?

地味にありがたいのは、WF-C700Nはデバイスを8台まで記憶できるようです。TW-E3Bは3台までだったので、iPhoneで使ってiPadで使って、PCで使って...を繰り返してるといつの間にか揮発してることがありました。

 

アプリが優秀

TW-E3Bの専用アプリであるHeadphones Controllerはバッテリー残量の確認、Listening Careとオートパワーオフの設定くらしかできませんでした。

WF-C700Nの専用アプリHeadphones Connectはバッテリー残量 (ケースも確認できる)、再生コントロールアダプティブコントロール、外音コントロール、イコライザ等設定できる項目がかなり多いです。気になったのはBluetooth接続品質で、音質優先と接続優先を選べます。音質優先にせよ、接続品質優先にせよSBCよりもAACの方が適してると思うんですが何か変わるんですかね?"ヘッドホンと再生機器で共通する一番良い音質で接続(コーデック自動選択)を行います。"という説明があるものの、iPhoneはLDACもサポートしていないのでこの設定が何のために存在するのかはよくわからない。

蛇足ですが、主はDSEEとANCをONにして他は大体OFFにしてます。イコライザは弄らない人間なのでそのまま、360 Reality Audioは面倒なので放置、アダプティブサウンドコントロールはバッテリー食いそうなのでOFF。

 

総評

TW-E3Bユーザーだったのでそちらとの比較がメインでしたが、主はXM4とかの高級品を使ったことがないので評価として正しいかはやや怪しいです。

簡潔に言うならば、TW-E3Bを5500円程で購入した身としては17000円ならガッカリしてたと思います。初出価格は17000円前後でしたがその後価格が下がり、今は13000円切りで買えることがあります。このくらいの価格で買えるのであればアリだと思います。SONY直販だと3年保証がついて17600円なので、3年保証に魅力を感じるのであればアリかもしれない。主は3年使う前に飽きる気がしたので3年保証は捨てて12500円くらいで購入してます。

機能的にはTW-E3Bとの価格差を考えるとイマイチですが、快適性は高いのでそのデメリットは帳消しされるかなあというラインです。

同価格帯で敵が多いのは懸念点です。主はいい加減な人間で特定メーカーに最初から絞って買っているので特に比較とかしてないのですが、レビューとか見てみると結構様々な製品と比較されていてWF-C700Nはやや渋いようです。WF-C700Nよりもコスパで優れる製品がいる可能性があることは注意点かもしれません。

また安いM.2 SSDケースを買ってみた。

Realtekカニっておいしいのかな?

 

"また"とはなにか

早い話が

rorica.hatenablog.com

これ。1個前の記事でM.2 SSDケース買ってるので、割と再放送に近い。

 

なぜ買ったか

M.2 SSDを買ったからです。M.2 SSDのケースは密林でいっつもなんか理由つけてセールやってるイメージがあるので割といつでも安く入手できます。対してM.2 SSDを安く手に入れられるタイミングは限られるので、SSD購入→SSDケース購入という流れになります。

 

なに買ったか

SSD

KIOXIA EXCERIA PLUS G2の1TBです。96層BiCS(多分) TLCDRAM 1024MB付き、Gen3で公称値SEQ Read : 3400MB/s、SEQ Write : 3200MB/sを謳ってる、まあちょい優秀な普通なヤツです。クセがある箇所は両面実装なところで気になるところはTBWがやや低いこととNANDが多いからか消費電力がデカいことですかね。

 

ケース

これ。

ORICOのPWM2-G2A-WHで、USB 10Gbpsに対応してるらしい。

 

ケースを見てみる

ぽちった翌日郵便受けに雑に突っ込まれてたので回収して確認しましょうか。

デザインは正直微妙です。元から持ってる他2つのケースの方がシンプルで良い。LEDの位置も見やすいけどデザイン的にはよろしくない。

コントローラが気になるのに基板部分は覆われていたのでマイナスドライバでこじ開けました。

コントローラはRTL9210のようです。公式の資料はロクなのが見当たらなかったんですが ここ によるとUSB 10Gbpsには対応しているらしい。UASPについての記述はありませんでした。

ちなみにRTL9210Bとは別物です。あちらはSATAをサポートしていますが、こちらはPCIeのみです。

このケースを褒めるとすれば、ツールレスで組み立てられることですかね。あと安い。

ところでRealtekカニ淡水ガニの可能性が高いようです。となると、あまり美味しそうなイメージがない。この話が必要か必要じゃないか。そう、必要ないんです。

 

ヒートシンクをつけたかった

このケースにはヒートシンクが付属していて、それを使えば解決...だと思ってたらEXCERIA PLUS G2は両面実装なんです。かつて買った両面実装SSD用のヒートシンクを曲げて無理やり入れようとしてみたり、銅製の薄型ヒートシンクをねじ込んだりしてみたんですが、どれも微妙にうまくいかなかった。ので、裏側のNANDチップは諦めてケース付属のヒートシンクで表面だけ冷やすことにしました。付属のヒートシンクも試行錯誤の餌食となっているのでボコボコです。

 

使ってみる

とは言っても無計画に買っているので使い道が今のところない。ベンチマークまわすことにします。

小言を言うならば他の手持ちUSB 10Gbpsな外付けSSDよりもやや遅めです。上のスクショはRyzenなミニPCで計測した結果ですが、Inspiron 14 7420 2-in-1のときはもう少し速かった。

そういえば主が使ってるM.2外付けSSDは全部中身がKIOXIA製です。XG5-Pは一応TOSHIBA製ということになってる。

 

今のところ安定動作

前回のRTL9210B+XG5-PとJMS583+EXCERIA G2の組み合わせではRyzen 5 5500Uなマシンと相性不良を起こしてPC側がフリーズしまくるという割と面倒なことになっています。今回もカニだったので不安でしたがとりあえず今のところは安定してます今のところは。ちなみに相性不良を起こすとこうなります。

 

Ryzen 5 5500UミニPC+EXCERIA G2+JMS583の組み合わせ。ベンチマークはともかく実用でもコレなので正直厳しい。運が良いと普通に使える。

そう考えると無難に安定動作する点、今回のEXCERIA PLUS G2+RTL9210の組み合わせはかなりありがたいです。

 

EXCERIA G2とEXCERIA PLUS G2で大差があるようには思えないのでケース側のコントローラの相性なんじゃないかなあと思ってますが、一応SSD側のコントローラも違うので何とも言えない。SSDとケースを交換すれば簡単にわかることですが、面倒なのでやりません。気が向いたらやるかも。

安いM.2 SSDケースを買って使ってみた。

ブログの配色を気分で変えてみました。

 

経緯

主は

"SSDの価格が暴落してる今のうちにSSDを買い込んでおこうただし無理はしない"

というコンセプトのもと、USB 10Gbpsで転送できる外付けSSDを作ろうと考えていました。まあM.2 SSDがコンパクトで手持ちのPCとかがUSB 10Gbps対応が多いので、外付けで雑に扱えるSSDが欲しいただし金はかけたくないという話です。

SSDは現在在庫過多で減産傾向にあるので、そのうち価格上昇に転じる可能性があります。しかしあまり買い込んでもデッドストックが増えるだけなのであくまでも手持ちで余らないようにしつつSSDを買っておこうという感じ。

 

拘ること

まずSSD

  • NVMeであること
  • 定番メーカー製であること (WD, Crucial, Samsung, KIOXIA, Intel辺り)
  • DRAM付であること
  • SLC~TLCあること
  • 1TB以上であること

外付けで雑に扱うので容量がショボいと使い物にならない。そしてHDDと違ってSSDは有象無象が多く、定番メーカー以外だと変なのを引くリスクがあるのでメーカーは大事です。NVMeは折角なら速いのが良いよね。雑に扱うのでQLCよりもTLCのが安心、別にQLCでも良い気けどTLCと比べて別に安くないのでTLCで良い。QLCが売れない理由間違いなくこれだよね。SLCとMLCはまず流通していない上に、TLCだといい感じに性能も誤魔化されていてバランスが良いのでTLC狙いです。逆にMLCとかに拘ると古くて転送速度が出ないかもしれない。

重要なのはDRAMです。外付けだとHMBが効かないので、間違いなくDRAM付の方が良いです。比較的どうでも良いのは転送速度です。どうせUSB 10Gbpsがネックになるので、Gen3でシーケンシャル1500MB/sとか超えてれば問題ない。つまりGen4とかお高いのは要らない。USB 10Gbpsの理論値は1250MB/sで、実効速度考えると1GB/s出れば万々歳という感じです。速度的にはPCIe3.0 x2でも良いというかケース側は多分PCIe3.0 x2です。ただPCIe3.0 x2のSSDてかなり選択肢が絞られるし探す方が面倒だしPCIe3.0 x4で十分安いのであえて選ぶ必要はありません。

 

次にケース側

  • NVMe対応であること
  • USB 10Gbpsであること
  • UASP対応であること
  • Amazonで売られていること
  • 安いこと

正直ケース側に求める要素は少ないです。強いて言えば変な動きしてSSD巻き込んで壊れないでねっですが、正直どのSSDケースも同じくらいのリスクを孕んでいる気がするので最初から安いので良いです。

 

買ったやつ

SSD

既にケースに載ってるのは、ケースに載せてから写真撮り忘れてたことに気付いたから。

TOSHIBAのKXG50PNV2T04というXG5-Pシリーズです。2TBでTLCでGen3、SEQ Readが3000MB/sでSEQ Writeが2200MB/s、USB 10Gbpsで外付けで雑に扱うには十分な性能です。OEM向けの製品で資料が少ないので細かい情報が出てきません。強いて言えばやや最大消費電力がデカいのが気になる。

バルク品だし保証も何もないですが、なんとなくラベルは剝がしたくないので剥がしていません。この状態だとDRAMだけは目視で確認できます。SamsungのK4E6E304EB-EGCFで、LPDDR3-1333の16Gb=2GBです。てっきりケチられて512MBくらいのDRAMが載ってるのかと思いきや、案外潤沢に確保されています。WindowsでのHMBがだいたい64MBくらい確保されることを考えると、結構豪華に感じる。DRAMの横はめちゃデカなコントローラ、そしてNAND 2枚が続きます。

コントローラはネットの情報曰くTC58NCP090GSDで、XG6シリーズと同じものです。NANDはBiCS3 64層3D TLC NANDだとかなんだとか。これが2枚です。

型番がKから始まるけどTOSHIBAロゴ、ちょうどKIOXIA移行期だったかな?

え、XG5-Pなんか古くない?ですって?

 

ケース

 

ここ で買ったけど売り切れてるし入荷する気もないらしい。1週間くらいしか販売されてない謎商品。後日確認したらしれっと入荷してた。

特徴としては購入時点でAmazon最安 (多分) 、ちゃんと安物シールが貼ってあります。SATAとNVMe両対応、UASP対応、USB 10Gbpsで、デメリットを言えばくっついてるケーブルの品質が未知数なのとデザインがあまりよろしくない。とはいえ2000円切りでSATA/NVMe対応は割とデカい。蟻とかで買えばこれより安く手に入りそうだけど面倒事は避けたいのでAmazonに絞ってます。

付属品はA to CケーブルとC to Cケーブル、取付ねじ、ドライバ、取り付け用シリコン

 

コントローラを確認

ケース側のコントローラでも見ておきましょうか。とはいっても、何故かチップ部分が切り抜かれてるのでひっくり返して覗き込むだけです。

RTL9210Bが搭載されており、仕様を確認してもUSB 10Gbps、PCIe3.0、SATA 6.0Gb/s、UASPに対応しています。商品説明通りの機能です。

相性問題は調べると多少ヒットしますが、そんなの気にしてたら何も買えないので動かなかったら仕方ないの精神で。最悪動かなかったらJMS583なケースあるし何とかなると信じてる。

 

シリコンゴムが破れた

基板に空いてる穴にシリコンゴムをぶっさせばお手軽にSSDを固定できる構造だと思うのですが、穴にはめようとしたら即破れた。ので、何故か付属してる金属タイプの取付パーツを使用しました。

若干カタカタして固定が甘い感じがしますが、PCに繋ぎながら振り回しても認識不良は起きなかったので多分大丈夫でしょう (てきとー) 。やや気になったので後にシリコンバンドで固定してます。

 

ヒートシンクをつけたかった

この前Amazonで買ってInspironにSN850を載せたときに装着した余りをつけたかった。 "つけたかった" ってことは "つけなかった" ということかというと、そうです。厳密には "つけられなかった" が正しいです。今回のケースは厚みがあるので銅の板つけても余裕で入るだろうと思っていたら、予想に反して入らなかった。のであきらめた。家にあるもう1個のM.2ケースは無理やりねじ込めたのに。

 

使ってみる

うーむ特別速くもないし遅いわけでもないのでコメントしにくい。どうせUSB 10Gbpsで頭打ちになるのでSSD側の性能は重視していません。これ以上のグレードのSSD買ったところで多分同じようなものでしょう。SATAより速ければ十分です。

褒めるとすれば、NVMeなSSDにしてはあまり熱を持ちません。

ベンチマーク中に測定したのですが、50℃はギリギリ超えませんでした。サーマルスロットリングに陥りにくいというのは割とメリットです。ヒートシンクなくてもどうにかなりそう。

 

実は問題もあった

今回買ったXG5-Pを突っ込む前に、家に転がってたSSD突っ込んでテストしてたんですが、落ちまくるという厄介な問題に直面していました。Amazonなら返品できるかな~とか考えながらXG5-Pを突っ込んでみたところ、こちらはめちゃくちゃ安定して動作しています。もしかしたらケース側の相性がシビアかもしれない。

 

現状確認している問題

まずRyzen 5 5500UなPCと相性不良を起こしています。問題なく使えることもあるものの、データ転送中にフリーズして落ちたり、速度が低下したりする。

あと、とあるUSB 10GbpsなType-C to Cケーブルを使おうとしたら電源断を繰り返した。安物SSDケース付属の得体のしれないケーブルではなく、eMarkerとか入ってる割とちゃんとしたケーブルで問題が起きました。USB 10GbpsなStandard-A to Type-Cケーブルは使えた。

 

とにかくSSDが安い

主の脳はアップデートが入るのが遅いので、1GB=10円というイメージが抜けていません。ので今の価格だとついつい買ってしまって今年に入ってから多分SSDは8TBくらい増殖してます。データ倉庫としては容量単価が未だに安いHDDが就職していますが、転送速度や騒音、消費電力や寿命諸々考えると初期投資頑張ってSSD買った方が得みたいな領域には来てる気がします。主の手持ちはそろそろHDDの台数よりもSSDの方が多くなりそうです。

単4 eneloopを買い足してみた。

eneloopeneloopの充電器にはめる感触好きなんですけどわかる方いますかね?

 

 

最初に関係ないどうでも良い話

主は自他共に認める無精者なので基本的に電池はeneloopです。充電するの面倒だろうって?買いに行くよりマシです。あとアルカリ乾電池だとしょっちゅう液漏れするのが嫌なんですよね。捨てるのも面倒、機器側がダメージ受けるのも面倒。今のところeneloopは一度も液漏れ起こしたことないので勝手に信頼してます。ニカド電池は1回やられたので多分もう買わない。というかまず売ってるのを見ない。

 

そういえば単4消えた

eneloopは初代が未だに現役で動いてる主の家ですが、時代は初代eneloop登場時とはやや変わって、充電式のバッテリーを内蔵している機器が多くなりました。そうなるとeneloopの出番は自ずと減ってくるわけです。特に単3は顕著で、当時8本あっても足りなかったのが今では半分以上が余剰という状況です。後に安くてうっかりK-KJ53MCC84を買い足してデッドストックは深刻になり、第4世代の単3 eneloopは12本すべて無職です。

他方、単4で動く機器は未だに割といます。無線キーボード、リモコン、小型の時計等々、我が家では単3よりも需要が高いのに何故か単4 eneloopは6本しか居ない。おかしい。しかもうち2本は3年くらい前から行方不明なので多分ヤツらの身に何かあった。普通に足りてないので、Amazonでセールやってるし買い足そうというお話です。

関係ないけど単3 eneloop lite 2本もどっか消えた。

 

選ばれたのはこれ

充電器は後述。

 

eneloop BK-4MCC/4SA

eneloop pro BK-4HCD/4SA

eneloop lite BK-4LCD/4H

 

全グレード買いましたよええ。本当はどれか一つにするつもりが、どれにしようか迷ってるうちに深夜になってて、選び方とかネットで調べたら "○○歴××年!" みたいな記事ばかり出てきてあまり参考にならなかった。うるせー此方人等初代から使ってるわとかいう意味のない張り合いを始めたあたりから考えるのが面倒になったのでもう全種類買っとけば良いよねってなった。

 

BK-4MCC/4SA

標準モデルで第4世代に属するモデルで、今では1世代型落ちです(現行はBK-4MCD)。現行との差は

  第4世代 第5世代
型番 BK-4MCC BK-4MCD
発売年 2015年 2023年
最小容量 750mAh 800mAh
くり返し回数 600回 600回

こんな感じ。つまり充電容量をデカくしつつくり返し回数が変わらないというのが2023年モデルの強みです。じゃあなんで型落ち買ったかというと、型落ちの方が500円くらい安かったからです。あと現行品はエコパッケージ的な何かなのか、ケースが付いてこない。

今回買ったのはAmazon限定モデルですが、普通のとの違いはロゴの色程度なので混在させても問題ないですし、変に気にしなくても大丈夫です。

無難なeneloopです、迷ったらコレって言えるくらい無難。元から家にいる4本はBK-4MCCなのでダブってるけど色違うから許す。

これ以外のラインナップもそうですが、くり返し回数の表記が2100回→600回等現行モデルで激減しているケースがあります。これは旧JISか現行JISかの違いで、実はくり返し回数自体は変わっていません。

 

BK-4HCD/4SA

eneloop proの第5世代に属するモデルで、こちらも旧製品扱いただし実質最新です。Amazonでは微妙に型番が変わっているものの、現行品はマイナーチェンジ程度に留まっていて仕様上の差はありません。もしかしたら現行品はパッケージが簡素化してケースが付いてこないのかな?明確に使い道が見えてるなら型落ちが間違いなく最高にコスパが良いモデルです。製造日とかに拘るのでなければ、価格が同じor安いならこちらの方がオススメです。

本体色は黒、正直手持ちの充電器と色が合わない。

一応電力消費が大きいような機器に向いてるみたいです。主の場合使い道に困るタイプタイプですねこれ。主の手持ちで暴飲暴食となるとBluetoothキーボードとか...普通のeneloopで良いような...。

ところで最近上位のモデルに "Pro" てつける製品多いですけど、あれどういう意味なんでしょう?玄人向けってことですかね?の割には価格だけ御立派で中身は大したこと無い製品が多いようn...何でもないです。eneloop proの話ではないです、価格も普通のと大差ないし。

 

BK-4LCD/4H

eneloop liteの第3世代?に属するモデルで、こちらは最新です。エボルタeの後継で、eneloop liteとしては2018年以来の復帰です。前モデルよりも容量、くり返し回数共に向上しています。

本体色は水色。

リモコンとかのおとなしい機器向けで、他モデルよりも容量は小さいながらくり返し回数は1500回となっていて、用途次第では長く使えそうなモデルです。

現行モデルなので簡易包装であり、ケースがついてきません。紙のパッケージに気持ち程度内側には水濡れ対策みたいなのがしてありますが、電池自体は固定されていないので振り回すとカチャカチャ中で動きます。エコパッケージはいいけど固定くらいはしてくれても良かったのでは?と思ってしまう。

一応現行モデルのメリットを挙げるとすれば、日本製です。エボルタ系は確か中国製だった気がする。使ったことないからネットで仕入れた情報。

 

今回買った3つを比較するとこんな感じ。

  eneloop lite eneloop eneloop pro
型番 BK-4LCD/4H BK-4MCC/4SA BK-4HCD/SA
発売年 2023年 2015年 2015年
最小容量 680mAh 750mAh 930mAh
くり返し回数 1500回 600回 150回

短期的にはproが、長期的にはliteが長く使えるはず。中間モデルであるeneloopが一番バランスが良い気がするので理由が無ければeneloopで良い気がします。

無条件でpro買っておけば良いって訳でも無いし、最下位モデルだからliteは絶対避けるべきって訳でもない。それぞれ長所があるので、そういうの気にする方は気にしてみても良いかもしれない。面倒だったら先述の通り普通のeneloop買っておけば問題ありません。

 

充電器は別で買った

eneloopは今回買う前から持ってるので充電器は持ってます。ただ急速非対応なので遅い。ので、買いましょうか。

ちなみにAmazonで電池と充電器抱き合わせで売ってるものがチラホラありますが、ほとんどの場合別にお得ではないのと (電池代+充電器代個別に買った場合とほぼイコール) 、大抵が急速非対応のエントリーモデルの充電器との抱き合わせなのです。急速が欲しい場合は別々で買った方が良いです。

 

持ってるやつ

まずメインで使ってるのはBQ-CC53です。これはパナブランド化した後の充電器ですが、対応機能が

  • スマートチャージ機能
  • クイック自動診断機能
  • 乾電池充電防止機能

で、最低限という感じです。次がSANYOブランド時代から使ってるNC-TG1です。こちらは古すぎて対応機能とか知らない。ランプも一つだけで分かりにくいんですが、デザインだけはめちゃくちゃ良いのでしぶとく生き残ってます。

どちらの充電器も単3か単4が4本同時充電可能で、単3単4は排他仕様です (別レーンに混在させることはできる) 。

機能的にも別に困らないけど古いのと急速充電欲しさに買い換えというか、買い足します。

 

買ったやつ

BQ-CC85を買いました。これはAmazonだと手に入らなかったのでヨドバシで購入。買ってさっさと帰るつもりが、ゴールドポイントカードプラスを勧められて、3000ポイントくれるって言うから釣られて作りました。関係ないなこの話。

BQ-CC85はPanasonic製のニッケル水素電池向け充電器の現状のラインナップでは最高の充電速度を誇ります。ただし全部入りという訳ではなく、単2以上のサイズの充電ができないのと、USBモデルにあるLEDライト機能とモバイルバッテリー機能はありません。

BQ-CC85以外でのお勧めはAmazon専売のBQ-CC73か、USBモデルのBQ-CC87辺りです。ただBQ-CC73は充電時間こそBQ-CC85と肩を並べて最速なものの機能が削がれており、そしてBQ-CC85より高いのであまりオススメしません。あと本体色が黒です。BQ-CC87は充電時間は最速ではないものの、通常モデルよりは速い上に全機能入りでモバイルバッテリーにも使えてBQ-CC73よりも安くAmazonで手に入るので、BQ-CC73よりも検討に値する価値があります。

Panasonicの充電器の仕様は ココ(現行モデル比較) か ココ(旧機種比較) の公式資料見たほうがはやいです。

 

シール貼った

今までは世代で何となく見分けてました。しかし手持ちのeneloopも本数が増え、どれがいつ買ったやつなのかとかが分かりにくくなってきた。ので、セットで買ったものごとにシールを貼ってわかりやすくしました。型番が同じeneloopなら別に混在させても問題は無いんですが、消耗品なのである程度きれいに分けておきたいという主の考えによるものです。

 

記事書いてるうちに紛失してた単4 eneloopが発掘されました。数年使ってないBDプレイヤーのリモコンから出てきました。

Inspiron 14 7420 2-in-1にWD Blackを乗せてみた。

今年の夏はあつくなりそう。

 

何故SN850にするか

家に余ってたから。以上。

何故余ってたかというと、実はメインPCを解雇しまして、友人宅にほぼ丸ごと飛ばしたんですわ。その際にSSDだけは引き継がなかったのでSN850が余った。

そしてInspiron 14 7420 2-in-1のM.2スロットは地味にPCIe4.0 x4に対応しています。

これはKIOXIAのBG5シリーズをInspiron 14 7420 2-in-1に接続していた時のスクショ。BG5シリーズはPCIe 4.0x4対応のSSDです。しかしDRAM無しだったので主の手により解雇されました。Gen4とはいえGen3程度のパフォーマンスしかなく、ただ対応しているだけというイメージのSSDでした。

BG5の話はともかく、とりあえずInspiron 7420 2-in-1はGen4 SSDに対応しているんです。対応しているなら、本気を見てみたいものです。

 

SN850

WD Blackシリーズに属するモデルです。500GBモデルなので最速ではないものの、Seq Readで公称7000MB/sなどどこに出しても恥ずかしくないGen4 SSDらしい数値を謳っています。他方発熱はやばいらしい。ので、2-in-1ノートだと多分恩恵が薄いのは注意点ですかね。シーケンシャルは正直なところどうでも良いです。システムドライブ的にはランダムが強くなると嬉しい。

SN770とかだとDRAMが付いてこないんですが、SN850はDRAM付です。

 

今使ってるSSD

SamsungのPM981というOEM向けSSDが載っています。採用理由はDRAM付で割と良い感じに動くから。PM981aだともっと良かった。

速度はGen3なSSDとしては普通です。Read強めでWriteは2000MB/s前後。ランダムはSSDとしては普通な気がする。

 

ベンチマーク前36℃でベンチマーク後は+10℃くらいでした。速度の割に優秀だと思う。

そうそう、元から載ってるBG5は2230ですが、Inspiron 14 7420 2-in-1自体は2280まで対応しています。何だったら両面実装SSDでも行けそうな気がする。試してはない。

 

公式で載ってる可能性のあるSSD

サポートページを見て、メーカー出荷時に載っている可能性のあるSSDを調べてみました。割と種類豊富で、SN810とかPM9A1とかが載るパターンもあるっぽい?この2つはガッツリPCIe4.0なSSDなのでSN850載せても問題ないでしょう。←?

 

載せてみた

何だかよくわかんないことになってますが、SN850です。普通に乗せるだけだと放熱が怪しかったので、気持ち程度ヒートシンク用に銅の板をサーマルパッドはさんでくっつけておきました。多分無いよりはまし。ほんとは10円玉で良いんじゃないかとも思った。ただ、中で散らばってショートしてPCサヨナラとかなると痛いので惜しみなくAmazonで買いました。

 

使ってみた

案外いける。シーケンシャルはReadとWriteともにSN850の公称値に近い数値が出ています。ランダムも強くなった...としたいところですが正直PM981とあまり変わらない。

 

ちゃんとPCIe4.0 x4になっています。1枚目がベンチマーク中の温度で、60℃までいきます。ほっとくだけなら40℃なので、負荷かければ熱いけど常用に耐えないレベルではありません。

Dashboardからもちゃんと見れます。

 

Gen4自体びみょい

PM981からSN850に変えて大幅に変わったかといえば、別に変わりません。まずシステムドライブで連続書き込みをする場面がそうないので4000MB/sとかが活きる場面が無いんです。しかも主の環境だと外付けSSDはよくてUSB 10Gbpsなので、1000MB/sで転送できれば十分です。つまり、SEQでRead 7000MB/sとかWriteで4000MB/sとかは出せるけど無理して換装するメリットはあまり無いよというお話です。それこそGen3が安く手に入るのであればそちらの方がおそらくコスパが良いです。

Ryzen 5 5500UなミニPCで遊んでみた。

5000番台とかいいつつZen2。

 

 

何故買ったか

まっすぐ撮れって思いますよね主もそう思います。

雑に使えるサブPCが欲しかった。っていうのは後付けの理由で、ほんとはAmazonでめちゃ安のIntel N95なPCを買ってました。しかしなーんかWindowsのライセンスが通らなくなって、返品とかやってるうちにN95なミニPCが値上がりしてたので、Ryzen 5 5500UなミニPCを買いました。

セール繰り返してるから実はN95マシンを19,000円で再購入できることに、その時の主は気付いてなかった。

もっと言えば、記事の更新放置しすぎてAmazonのセールがまた来てたので同じくらいの価格でN100狙えそうだった。

Intel N95は2万円でしたが、Ryzen 5 5500Uのほうは4万円だったので、性能とか実用性も2倍だといいなあ。

 

どれ買ったか

まっすぐ(略

TRIGKEYというメーカー(?)のSpeed S5というモデルです。

たぶん ここ とか公式ページ。

 

さっそく余談

付属の電源ケーブルについて。

3ピン送ってくんな。

こういうのが要ります。というか付属してよ。反対側はC6なのでケーブルごと交換しても良いかもしれない。

 

構成、気になりますか?

Ryzen 5 5500U
DDR4-3200 8GB 2枚 (計16GB)
Radeon Graphics (7コア)
NVMe SSD 512GB
Intel AX200 Wi-Fi 6
Windows 11 Pro

ええ、こんな感じです。

 

実はZen2なCPU

主初のモバイル向けRyzenだけどモバイルではないなこのPC。6コア12スレッドでTDPが15WでcTDPが10-25Wで...とかこの辺は公式ページ書き写してるだけなのでそっち見てくださいな。

公式ページに載ってないこと書くとすれば、Lucienneなので5000番台でありながら実はZen2です。100だけ違う5600UはZen3なので、これらが並んでて同じくらいの値段だったら5600U選んだ方が良いと思う。並んでればの話で、性能は両者にぶっちゃけそこまで差がある訳じゃあないので安ければ主みたいに5500U選んでも良いと思います。モバイル向けRyzenのナンバリングってもう消費者を騙しに来てるのかと思うくらいわかりにくいので、どうにかしてほしい。

5000 SERIESなだけであってZen3ではない。

発熱は多分少なめ、ただし小型PCとかだと冷却にあまり余裕がないので無茶するとそれなりにファンが回ります。冷却気にせず、かといって高負荷もかけないブラウジング程度であれば60℃とかそんくらい。

手持ち機器との比較をすると、Core i5-1235Uと実は同じくらいの性能です。Core i5-1235Uもベースパワーは15Wなので消費電力も多分同じくらいだと思う。もっとどうでも良い話をすると、単純比較はできないもののApple M2もこのくらいの性能な気がする。

 

Crucial製なメモリ

分解するなとも書いてないし保証切れるとも書いてないし、ある程度分解されることは想定済みっぽかったので初日に裏蓋ガバっとやってみた。保証が切れない保証はしない。良心的だなと思ったのが、あのCrucialのド定番メモリが載ってたこと。Intel N95の時は何だかよくわからないのが載ってきたけど、今回のCT8G4SFS832Aは国内で普通に買えますしAmazonでも取り扱いがあります。

ミニPC本体の販売ページでもCrucial製メモリのイメージ画像が使われてたけどまじでCrucialだった。

主はメモリは16GBあればとりあえず十分なのでここを弄るつもりはありません。が、Radeonが専用メモリとして3GB程連れていくので、今後困るようだったら換装の可能性もあります。少なくとも、品質が理由で換装する必要はありません。

Intel N95はメモリ1枚でした。スロットが1つしかなかった。これはミニPCがケチなのではなくて、N95側が元から1チャネルしか対応してないんです。主はデュアルチャネル大好き人間なので2枚挿しできるのは地味にうれしい。

 

Iris Xeと比較してみた

APUなのでRadeon Vega 7コアGPUが載ってます。iGPUでできることなんてたかが知れてるので、正直することないんです。ということでIris Xe (80EU) とでも戦ってもらいましょうか。しかし主はベンチマークなんて面倒なものを積極的にやる人間ではないので "普段使いで快適な方" が勝者です。

まずゲームですが、これはRadeonのが快適です。フレームスキップの頻度がIris Xe比少ない気がする。ただ、負荷かけまくるとフレームレートが低下するときがあります。この辺はオンボGPUなので仕方ないです。dGPUとかと比べたらぶっちゃけIris Xeとの性能なんて大差ない。

地味に痛いのがAV1コーデック非対応なこと。Intel製なら第11世代以降のiGPUはだいたいAV1デコードに対応しています。Core i5-1235UのIris XeもAV1再生時にはハードウェアアクセラレータが使えます。何だったら、Intel N95のUHD Graphicsでも対応してる。

じゃあ対応してないと再生できないかというと、そんなことはない。当然ハードウェア支援が無いというだけで、ソフトウェアエンコードが使えます。ChromeYouTubeを開き、AV1対応の動画を探して、AV1を強制して再生します。デフォルトだとYouTubeは低ビットレートならAV1、高ビットレートならVP9をロードするっぽい(例外あり)。VP9とAV1をロードする具体的な基準は調べてないのでわからない。

3840×2160 24pな動画で検証します。

まずRyzen 5 5500UとRadeon Vega 7

 

この場合、CPU側が頑張ってどうにかします。

次にCore i5-1235UとIris Xe

AV1のハードウェアデコードに対応しているので、CPUの負荷が減ります。YouTubeはAV1ハードウェアデコードが使える場合はAV1を強制しなくてもAV1が優先的にロードされるっぽい。AV1が存在しない動画とかはVP9が次に優先されます。

結局どっちが勝者なのかですが、ゲームならRadeonですがAV1デコードがある点はIris Xeが強いです。どんぐりの背比べ、引き分けです。この辺拘るならマシなdGPU積んだPC探すべき。

 

SSDは交換&増設

交換

ピンク色のちょっと見た目があまり良くない何かの話は後で。

SSDは512GBなNVMe SSDが1枚。先述のメモリのイメージ画像みたいにKingstonのSSDのイメージ画像が使われてました。案の定KingstonのOM8SEP4512N-A0で、調べてみたらこれQLCなんですわ。定番メーカーのQLC SSDならまだしも、二流三流のQLC SSDとなると何を信じて使えば良いのかわからない。シールの隙間から見る限り、コントローラとNANDチップ2枚のDRAMレスSSDです。一応Gen4だけどRyzen 5 5500U自体Gen3までなので正直意味がない。DRAMレス(多分HMB)+QLCだと使っていて落ち着かないので

買いました。

換装しました、はい。

SN750はGen3ながらTLC SSDで、型落ちなのが功を奏してDRAMが当たり前のように載ってる優等生です。後継のSN750 SEとかSN770だとDRAM省かれてるので主みたいにDRAM付に拘りたい人は気を付けましょう。拘る意味がどこまであるのかはわからない。SN850はDRAM付ですが、めっちゃ高いです。

話をSN750に戻して、実はこれ中古で回収してきたんですが、一緒に売られていたPM981aと悩みました。最終的にはOEM向けだとソフトウェアがショボいという理由でSN750を選びました。SN750だと多分Acronis True Image WD Editionが使えます。某フリークローンソフトが有料化された今となっては割とありがたい。PM981aだとSEDに対応していますが、BitLockerの方が安心なので要らない。

何れにせよ、Googleで型番打ってろくな情報が出てこないGen4 SSDよりも、定番メーカー製のGen3の方が信頼に値します。

 

増設

実はこのミニPC、2.5インチSATAで7mm厚のものだったら内蔵できるんです。裏蓋にマウンタがくっついてて、そこに入れるイメージです。付属品でSATA用のフレキケーブルが付いてたんですが、本体側にも元からついてるから壊れた時の交換用かな?

主はこのPCにデータをぶち込んで使おうと思ったので、元から2.5インチベイが無い製品は選ぶ気はありませんでした。

2.5インチ SATAディスクで、常識的な投資額で実現できる最大容量みたいなのを考えたとき、容量あたりが安いといえばやっぱりHDDです。2.5インチかつ7mmかつSATAかつHDDとなると、選択肢はWD20SPZXとか、ST2000LM007とかに限られます。これらは2TBでありながら価格が8000~9000円くらいするので正直高いんですわ。しかも故障が不安なのとSMRなので雑に使えない。ということで

あちこち歩きまわってたら偶然見つけたこれ買いました。WDS400T2B0Aという4TBなWD Blue 3D SSDです。主だいすきDRAM付(ただし容量は知らぬ)で、お値段2万円以下、さっきの2TB HDDと容量単価がほぼ変わらないんです。それでいて転送速度はHDDの2倍以上です。

 

いい加減S/N隠すのめんどい。去年の11月後半製のとれたてほやほやです。

4TBもあれば当分は困らないと思う。主は未だにデータ倉庫はHDDを使っていますし、外付けとしてEXCERIA G2が爆熱放ちながら走り回ってるので...あれ、4TBも使わないんじゃ...

マウンタの作りがかなりいい加減なのか、ネジがちゃんと入らなかった。SSDの外装が壊れそうだったので、2か所だけ無理やりとめてあとは諦めた。

 

NVMe SSD側にはサーマルパッドのつもりなのか、ピンク色の何かがSSDのコントローラの辺りにくっついていました(さっきの写真のアレ)。これはSATAマウンタとくっつくようになっていて、そちらに熱を逃がしたいらしい。ただこれ分厚すぎるような...熱逃げるのかな?いっそくっつけないで空気あてた方が冷える気がしないでもない。あと低発熱とはいえSATA SSDも発熱はします。

SSDの冷却に関しては無理やり感が否めませんが、無いよりは良いかもしれない。大半のノートPCのSSDなんて れいきゃく のれの字くらいしか無いですからね。

 

Wi-Fi 6に対応

Wi-FiモジュールなんてAX200NGW載ってました以上の話が無いので、このミニPCに限らない、直接関係のない話でもしましょうか。

AX200とAX201の違いですが、めっちゃ雑に言えば最近のIntel製CPU以外で使えるか使えないかです。AX200はWi-FiはPCIeでBluetoothはUSBで通信するためRyzenとかでも使えます (除く相性)。AX201はCNVio2で通信するので、対応するCPUとチップセットが必要です。噂だとCNVio対応チップセット&CPUにAX200を接続すると使えないことがあるらしい。

AX200とAX210の違いですが、Wi-Fi 6E対応か否かです。AX200はWi-Fi 6でAX210はWi-Fi 6Eです。

AX210とAX211の...もう察しがつくかと思いますが、PCIe+USBかCNVio2かの違いです。

  Wi-Fi 6 Wi-Fi 6E
PCIe+USB AX200 AX210
CNVio2 AX201 AX211

今回のミニPCのはAX200NGW、末尾がNGWでモジュールタイプになっているので、物理的な話では交換はできます。Wi-Fiモジュールの交換て電波法的にどうなのかが正直ビミョいですし、Wi-Fi 6さえ対応していれば問題ないので交換はしません。AX200~AX211まで搭載機器全部使ったことがありますが、結局は無線なので大差はないです。速度とか安定性欲しいなら有線使うのが無難です。

あとそう、新品購入時に包装フィルムに技適番号が載ったシールが貼ってあったので調べたら、一応それっぽいのはヒットした。

周波数的にはBluetoothWi-Fiに該当しそうなので多分それ。主は正直この辺まったく詳しくないので、これで良い悪いが全くわからない。

 

ライセンスが怪しい

ミニPCブームなのかこの手の情報が多いですが、総じて格安ミニPCのWindowsのライセンスは怪しいです。まず、初期設定時点だとVL版として扱われます。VL版は一般向けのライセンスではなく、個人で使う場合はライセンス違反です。

ネット上だと "オンラインで初期設定をしてからクリーンインストールしたらOEMになった" という人がいた。主の場合はIntel N95のときはこの方法を取ったところライセンスが切れた。今回はクリーンインストール後にライセンスが切れたもののMS垢からライセンス移行ができた。N95の時は移行ができなかったので、違いが良くわからない。

根本的にWindows 11 Proて2万円くらいするんです。Intel N95なミニPCは2万円くらいで売られています。マトモなルートで入手しているライセンスとは思えない。

 

インターフェース、どうでもいいですか?

前面

Standard-A (USB 10Gbps)×2
Type-C (USB 10Gbps/DisplayPort)
3.5mmジャック (イヤホン/マイク兼用)

 

背面

RJ-45 (1GbE)
Standard-A (USB 10Gbps)
Standard-A (USB 2.0)
HDMI ×2

 

Standard-Aは家に転がってたUSB 10GbpsぽいケーブルでSSD繋いで試したら995MB/s出たので多分10Gbps。

Type-Cは試してみたら10Gbpsだった。あとDisplayPort Alt Modeに対応しています、バージョンは不明。

HDMIは使ってる感じだとHDMI 2.0っぽい。4K 120Hzで出力できますが、YCbCr 4:2:0になります。4K 60Hzに落とせばRGBかYCbCr 4:4:4なのでロスレスになります。フレームレートを取るか、表示の正確性を取るかの2択なんですが、主は動画視聴時以外120Hzを取っています。

 

端子が何故か逆さま

N95の時もそうだったけど何故かこのPCは端子類がすべて逆さまになっています。

 

Type-Cは外部的には表裏がないので問題なし、RJ-45もHDMIも正直どっちが上なのかわからないのでまあ問題なし。しかしStandard-Aは許せん。このPC使うたびにUSBを逆向きで挿すの...?と考えた時に、端子が逆なんじゃなくて外装が逆なんじゃないかと思い始めた。ミニPCをひっくり返して、本来の天板側に免震マットつけてひっくり返して設置しました。エンブレムシールに思うところもないので、特に何も考えず免震マットは上から貼り付けた。電源ボタンとか一部の印字が逆さまになるものの、内部にアクセスしやすいとか、USBをそのまま挿せるとか、メリットの方が多いです。というかデメリットが視覚上の違和感くらいしかない。排熱ですが、通気口は本体側面なので問題ありません。

 

サブPC兼NAS

さて、2.5インチベイに意地でも拘ったのはこのPCをサブPCだけではなく、ちょっとしたファイルサーバーとメディアサーバーとしても使いたかったからです。先に断っておくと、Windows 11 ProでもHomeでも、サーバーとして使うのはライセンス条項で原則認められていません。

2. インストールと使用権

(中略)

c.      制限事項バイス製造業者またはインストール業者、およびマイクロソフトは、本ライセンス条項において明示的に許諾されていないすべての権利 (知的財産に関する法律に基づく権利などを留保し、お客様にその他の権利がライセンスされることはありません。疑義を避けるために付言すると、本ライセンスは、以下を行う権利をお客様に付与するものではなく、お客様は以下を行ってはなりません (またお客様は、他のいかなる人物または事業体に対しても、以下を行うことを許可してはなりません)

(中略)

(v)     以下の第 2  (d) (iii) 項で許可されている場合を除き、本ソフトウェアをサーバーソフトウェアとして使用すること、もしくはデバイスをサーバーとして動作させること。本ソフトウェアを商用ホスティングサービスを提供するために使用すること。以下の第 2  (d) (vi) 項で許可されている場合を除き、ネットワークを経由した 2 人以上のユーザーによる同時使用のために本ソフトウェアを利用可能にすること。本ソフトウェアをリモートアクセスのためにサーバーにインストールすること、もしくはネットワーク経由で使用すること。リモート使用のユーザーのみのために本ソフトウェアをデバイスにインストールすること。

引用元 : https://www.microsoft.com/en-us/Useterms/OEM/Windows/11/Useterms_OEM_Windows_11_Japanese.htm

ただしこれは原則であって "第2条(d)(iii)" に例外があります。

(iii)    バイスの接続お客様は、ライセンスを取得したデバイス上でファイルサービス、印刷サービス、インターネットインフォメーションサービス、インターネット接続の共有およびテレフォニーサービスを個人的または内部的に使用することのみを目的として、ライセンスを取得したデバイスにインストールされた本ソフトウェアに対し、最大 20 台の他のデバイスからの接続を許可することができます。お客様は、任意の数のデバイスに、デバイス間でデータを同期するために、ライセンスを取得したデバイス上の本ソフトウェアにアクセスすることを許可することができます。

引用元 : https://www.microsoft.com/en-us/Useterms/OEM/Windows/11/Useterms_OEM_Windows_11_Japanese.htm

早い話、ファイルサーバー、プリンタサーバー、IIS、逆テザリングとかを個人利用で20台以内で使う分には問題ありません。それでも気になる人...というかファイルサーバーとして使うなら普通はNAS買った方が良いです。主はこのサブPCを結構まじでサブPCとして、メインPCよりも使い込むつもりなのでついでにプチNAS化しとこうかなあという考えです。マトモなNAS買うと普通に3万円とか超えます。

ファイル共有はさっきのSATA SSDを丸ごと飛ばします。一応SMBなのでiPadとかMacからでも入れるはず。しかし何故かiOS系のVLCだとログインにコケたので、諦めてDLNAで飛ばしました。iPadの純正ファイラーからはSMBでも普通にみれた。

一つ注意点としては、WindowsのログインにMSアカウントを使っていてWindows Hello (PINも含む) を使ってる場合、Windows側がユーザーのPWを把握していないのでパスワードが合っていても他機器からログインできないという間抜けな不具合が発生します。ファイル共有するときは、一旦Windows Helloを消してMSアカウントのパスワードを打ち込んでから再度Windows Helloを有効にしてください。

ちなみにファイル転送はなぜか激遅です。有線1GbE環境でも毎秒8MB/sとかしか出なかったので、でかいファイルを扱うときはミニPCのUSBから直接ぶち込んだ方がはやい。それ、意味ある?

放置用にプロセッサの電力を最大30%くらいにしてみたところ、ファイル共有に支障は無いようでした。

 

iPadから使う

OSはWindows 11 Proです。ということはリモートデスクトップが使えます。これを活用してiPadからこのPCを開いて疑似Winタブ化できます、ただし家に限る。そしてあまり使わない。

 

Fluid Motionは一応使える

Ryzen 5 5500UのRadeon Graphicsは公式では言及されていないものの、Fluid Motionは使えます。主の環境でも29.97fpsから144fpsとかにできた、けど使いどころが正直無いので使えること確認して終わりですかね。主は24fpsとか30fpsとか、そのへん含めて作品だと思ってるので、フレーム補完はめったに使いません。フレーム補完すると負荷が増えてPCの駆動音もうるさくなるし。

一つ気になったのは、GPU側で処理するのかと思いきやFluid Motion使用時にCPU側の負荷もそれなりに高かった。H.264のHD動画なのでハードウェア支援効くと思うんだけど、CPU側でデコードしてるのだろうか。ぶっちゃけSVPのが効果が分かりやすいし負荷も大きく変わらないのでFluid Motionにこだわる必要はない気がしました。

 

使い勝手

Fluid Motionとかいう9割以上の人にはどうでも良いであろうネタで記事を締める訳にもいかないので雑感でも。

まず、物理的にスペースを取らない割にパワフルなので使い勝手が良い、まさに雑に使えるPCです。というかこのPCは現在メインPCに昇格していて、今までのメインPCは友人宅に飛ばされて...そんな話はどうでも良い。

 

気になること

電源断時のUSB

スリープ中は良いとしてシャットダウン後もUSBに電源供給され続けるようです。割と鬱陶しいのでUEFIの設定から切れないかなーと思ってるんですが探しても見当たらない。ちゃんと探せばあるのかもしれないけど英語にアレルギーがあるので後回しにしてます。

 

SSDがフリーズする

Gen2な外付けSSDにデータを書き込んでるときにPCを操作するとSSDが応答しなくなる→そのままSSDが落ちるというすごく迷惑な不具合にぶち当たった。書き込み中にSSD弄るから...とかそういう訳じゃなくて、マウス動かしただけとかでもフリーズするんですわ。SSDにせよHDDにせよ急な電源断はよろしくない。当然書き込み中のデータは破損します。原因がわからず解決策も思いつかないので気になり度が高い問題点です。

 

USBがやや少ない

8割主の使い方の問題です。USB足りぬ。厳密にいうと主はフロントポートは空けておきたいので、常時挿しっぱなしのは背面2ポートでどうにかします。モニター、Unifying、Webカメラ、スキャナー...などなど、とりあえず2ポートで足りる訳が無い。家に余ってたUSB 5Gbpsな4ポートハブで誤魔化してますが、本音は直接繋ぎたい。Webカメラはハブ噛ませるとWindows Helloが使えなくなったので背面USB 2.0ポートに直接挿しました。

わかってます、ミニPCに色々繋ぐ使い方がまず間違ってます。次ミニPC買うときはIntel系にしてThunderboltとかついてるの買えば拡張性も確保できるなとは思った。そうなると価格が高くなる、アヤシイミニPCのコスパの良さが消えるのでコンセプトがずれる気はする。

ELECOMのポータブルSSDがアレなのでいじってみた。

アレのアレがアレなんです。

 

 

 

事の始まりは格安中古SSD

ポータブルSSD欲しいなーって時に中古で連れて帰ったのがESD-EJ0500GBK。安いのとコンパクトなのが良くてほぼ何も考えないで買ったけど面倒なことになった。

 

PCに接続しても認識しない

WindowsなPCに接続すると、通電はする。ハードウェアを安全に何たらにも出てくる。しかしエクスプローラーには出てこない。ディスクの管理はフリーズ。あ、これダメだあ。

ハードウェアを安全に何たらを開くと、ボリューム名が出てこない。当たり前ですが、ボリューム作ってないとか、ドライブレター振ってないとか、そういう話じゃあないです。

返品してやろうと思いながら一応別のPCに繋ぐと空気読めないことに普通に使えちゃう。あ、これ (返品) ダメだあ。(落胆)

なんやかんやで半年ほどコレと付き合って分かったことですが、相性不良を具現化したようなSSDです。手持ちの機器だとWindowsは使えるのと使えないのが半々くらい。iPadは使えなかった。手持ちのPCで新しめのヤツだと使えたけど、主が持ってる以外のPCだと全滅 (家族のPCとかってことです)。主が試した限りだと7割の機器では使えなかった、つまり半分以上の機器では使えなかった。

このSSDの型番で調べてみると「使えない」「認識しない」となかなか評判が悪い。あれです、地雷引いたわこれ。

 

半年経って重い腰を上げる

SSDなんて自分の手持ちPCで使えれば問題ないので、気にはしつつもほっといてました。しかし今年になってiPad Proを雇用したので、使えない組み合わせが出てきた。中古SSDに手間をかけるのはなあ...と思いつつ何も考えないで使えた方がやはり精神衛生上も良いのでどうにかすることにしました。

 

問題個所を突き止める

この手の製品の場合、サイズからもわかる通り2.5インチのSSDが丸ごと入っていて、それをSATA-USBの基板を噛ませてプラスチックでフタしてるだけです。SATA-USBの変換はコントローラチップがあるので、これが悪さをしている場合と、根本的にSSDに問題がある場合の2パターン、両方に問題がある場合の+1パターンが考えられます。調べる方法ですが、別のSSDと別のケースを用意して、組み合わせを変えるだけです。

 

分解する

ゴリゴリに分解してますが、分解を推奨する訳でもなく責任も取れません。自己責任で。

新品時の保証も中古ショップの保証も切れてるし、やっすい中古SSDに思うところなんてないので、分解します。先述の通り、思うところがないのでマイナスドライバで無理矢理こじ開けました。想像した通り、まるまる2.5インチSSDが入っていて、変換基板がくっついてた。しかし基板部分小さいですね。

 

まずコントローラを疑う

ちょっと調べるとESD-EJ系統の製品の1TB版が使えず、コントローラのせいだと結論付けている記事があったのでコントローラを疑ってみました。コントローラチップはVLIのVL711-Q4であまり詳しい情報は載ってなかった。使ってみてる感じだとSATA 6.0Gb/sとUSB 5Gbpsに対応しているようで、UASPにも対応してました。正直ESD-EJで初めて知ったチップなので自分で使っててわかる情報しか得られなかった。

後日部屋片付けてたらこれとは別のSATA-USB 5Gbps変換基板が出てきた。そしたらこれがVL711-Q4だったっていう割とどうでも良い訂正というか追記というか。

確かになんだかよくわからんチップだと「こいつのせいだ!」と言いたくなるんですが、どうやらコイツは悪くないようです。他のSSDを繋げば普通に認識しますし、何だったら2.5インチHDDを繋いでも認識しました。

 

消去法的にSSDが悪い

ほぼSSDが悪いのは確定しましたが、一応調べました。家に転がってたSALCARという何だかわからんメーカー(?)のケースに挿してみた。ボリュームを認識しませんでした。使えない。どうもSSD側に問題がありそうです。

PCのUSB3.0ポートがもげる...訳ではなく外付けケースの名前が "USB 3.0"。

ちなみにこの検証に用いたSALCARのケースのコントローラチップは分解してみたところJMS578でした。安いHDDケースによくある、別に悪い評判もそこまで聞かない無難なヤツです。

 

さらにSSDを分解してみた

LSD-IA0512Gという型番がプリントされてたので、これを調べれば何かしら出てくるかと思ったら1つも情報が得られなかった。ので、今度はSSD本体を分解します。SATA SSDは大抵の場合、筐体内部の半分以上は空気です。HDDと違い、SSDは多少なら分解しても問題はないでしょう。保証とかそういう話は別です。そういうの気にする人は分解なんてしないでしょう?

ポイントカードを突っ込むだけで開くので分解方法は割愛します。

表は

  • コントローラー(Maxiotek MAS0902A-B2C)
  • NAND(N1TTE1B1FEB1)×2枚

裏は

  • NAND(N1TTE1B1FEB1)×2枚

で、DRAMレスSSDとなっているようです。NANDチップが何だこれ状態だったので調べてみると、LSD-IA0512GはBIOSTARのS120-512GBと全く同じ構造のようです。つまりOEM品。

これは裏が取れなかったのでこんな情報見たよって程度なんですが、この謎なNANDチップはIntelの検査落ちというツイートを見かけました。これが本当かは知りませんが、メーカーロゴすらプリントされてなくてマトモな情報が出てこないあたり高級品でないでしょうねえ。

いずれにせよ、早い話が大陸製のSSDであり、国産ではないです。

 

どうするか

安さとコンパクトさの2点を買っているのであって、SSDそのものはどうでも良いのです。つまり得体の知れないSSDを追い出して、使えるのを放り込めば解決です。という訳で

買ってきました。

 

新しいSSD

WD Blue SATA 2.5インチ SSD

型番はWDS500G1B0Aです。

コントローラはMarvell 88SS1074、SanDiskの3D TLC NANDが使われていて、512MBのDRAMキャッシュも備える優等生です。どう考えてもさっきのSSDよりマトモです。ちょっとした余談をすると、実はSanDisk Ultraが衣替えしたSSDです。

コレを選んだ理由ですが、無難な性能で安いのがこれだったからです。安さで選んで失敗し、安さで選び直すのが主です。実は中古っていうのはどんなに指が滑っても書けないんだな。

強いて言えばコントローラの発熱が不安です。が、まあ前のSSDも結構発熱してたし許されるでしょ(てきとー)。

7mm厚ならHDDも入りますが、これはやめた方が良さそうです。薄型で潰れる、窒息、筐体がペラいので衝撃が直にHDDに行きます。

 

組み立て

変換基板をSSDに取り付けてケースにはめてフタ閉めるだけ。若干SSDがデカいのか、やや窮屈ですが入らないことはないです。

これでどこに出しても恥ずかしくないポータブルSSDが完成しました。ついでに、今までのNTFSからexFATにしました。今まではWindowsだけでしたがiPadでも扱う可能性があるので、読み取り専用は不便です。

CDIで情報も読めます。

ESD-EJのケースとWD Blueの組み合わせ。速度は相性不良SSDとあんまり変わりません。SATA SSD自体が頭打ちですし、SATA 6.0Gb/sから見ればUSB3の5Gbpsも遅いので、速度求めるならNVMeでUSB 10Gbps以上に対応するやつを買うべきです。長期的なスパンで見た時の寿命が長いのがマトモなSATA SSDの利点だと信じてる。

 

後にまたSSDを替えた

SSDの価格崩壊が良い感じに進行しているので、1TBなSATA SSDを複数台確保しました。そのうちの1台をESD-EJのケースに放り込むことにしました。

手に入れたのはWDS100T1R0AのSA500シリーズで、早い話がWD Redシリーズです。Marvell 88SS1074、Nanya製DDR3L-1600 512MBなDRAMTLCな64層BiCS3 3D NANDなど、まあ無難に使えるやつです。WD Redぽい点としてはWD Blue系よりもTBWが長い。それくらい。SATAだとほんとに頭打ちなので差が出ません。

性能向上よりも容量を増やすことが目的なので、500GB→1TBに増量できたしヨシ。

 

取り外したSSDの使い道

思いつかぬ。PS4 Proの内蔵ストレージに使おうとしたら認識しなかった。使える機器は限られるし、得体知れないSSDである以上データを預ける気にもならない。

 

何故コントローラのせいにされたのか

この記事ではないですが、コントローラが原因と結論付けられている記事がチラホラありました。これは主の勝手な予想ですが、変換コントローラの発熱が原因じゃないかと思ってます。このケースは2.5インチSSDが丸ごと入ってる製品としてはかなり薄い部類で、排気口というものはなく内部設計にもあまり余裕はありません。VL711-Q4なるコントローラの実力の程は知りませんが、窒息ケースなので排熱が弱点であるのはまあ間違いないでしょう。実際、換装前も換装後も読み書きが激しいとそれなりに発熱します。あとは相性問題とか、これは普通に考えられます。主の環境だとコントローラの相性問題はたまたま起きなかっただけで、他環境だとコントローラ起因のトラブルが起きてることは否定できません。個体差とかも考えられますね。

【つ・い・き】

元から載ってたヨクワカランSSDと、ESD-EJの筐体とコントローラ、つまりELECOMから生まれたままの姿で十数GBくらい書き込んでみたところ、実はコントローラはそこまで発熱していないことに気付いた。むしろ発熱しているのはSSD側のコントローラとNANDです。検証方法は簡単、むき出しにして直に指で触れる温度かどうか。