roricaの殴り書き板。

メモ用紙みたいな

Anker Nano II 65Wを買ってみた。

本当は白が欲しかった。

 

経緯

主はiPhoneiPadのみならずよくノートPCを持ち出すため、出先でも充電器が必要です。主愛用Inspiron 14 7420 2-in-1はコンパーチブルノートのクセに65W欲しがるのです。DELL純正のACアダプタはパック部分が巨大な上にケーブルがぶっといので持ち出したく無い。ので、RAVPowerなるところのRP-PC133というUSB PD充電器を使っていました。しかし主も人間、楽したい欲が出てくるものでより小型なものが欲しくなった。

欲しいなあとは結構前から思ってたので、トリガーとなったのはやはりiPhone 15 ProのType-C採用が確定したこと、そしてAmazonでセールをしておりKeepa上では過去最安タイを記録していたことですかね。

 

買った

パッケージは簡素な、外箱だけだと何だかわからないヤツ。最近流行りの、ユーザーよりも環境に配慮するタイプのデザインですね。

本当はホワイトが欲しいんだけど、ホワイトもセールしてよ。

付属品は取説っぽいのくらいです。

GaN採用で小型を謳っている65W USB PD充電器です。正直 "Anker Nano II 65W" でGoogleで調べられてもこの記事が日の目を見ることはないだろうなというくらい触れている人が多い、有名で定番な充電器なのであえてこの記事で書くこともないし記事立てる必要もあったのか疑いながら書いてる。

 

Anker Nano II 65Wの仕様

型番的なものはA2663113で、USB PDの対応出力は

5V=3A

9V=3A

15V=3A

20V=3.25A

です。Anker Nano II 65Wは製品名の通り65W出力なので、PDP Ratingは60W≺x≤≦100Wに含まれます。Optional Voltageは一切採用しないという、USB PDだけを見ればすっきりした充電器です。ただ、すっきりしすぎてNano II 30Wとか45Wとか、PowerPort III 65W Podとかで対応していたPPSまで削ぎ落としています。周辺のモデルがPPS対応のものが多いのに何故...?感がすごい。

PPSは対応していないことになっていますが...。

 

USB PDの規格には違反している

e-Marker入りの5Aケーブルを用いてテスターで対応規格を調べてみました。

Apple 2.4AやQC2.0, 3.0, 4+等USB PD以外の規格にも対応しているのでUSB PD的には仕様違反です。が、爆発とか発火とかに繋がるかと言われるとそうではないので主的には問題ないでしょうとしています。

ちなみにVBus Hotではありません。

 

PPSに対応している

さっきの写真をじっくり見た人やQC4+で「ん?」って思った方もいるかと思いますし、何より見出し通りなのですが、実はPPSに対応しています。ただし、かなり実装が中途半端です。

5Aケーブルを用いた場合、PPSは

5V-11V 5A

5V-21V 3A

の2つが通知されます。実はPPSは規格上電圧を3.3Vまで落とせることになっており、ほとんどのPPS対応充電器がこの3.3Vまで落ちるようになっています。しかしご覧の通りAnker Nano II 65Wは5.0Vまでしか落ちません。この仕様は実害が出ているようで、Galaxyシリーズを充電すると、充電停止を繰り返すみたいな事例をレビューで見かけました。PPSで5A出力とかGalaxy意識してそうなのに。PPS対応機器で使うのはあまりお勧めしません。

 

外装表記

対応出力と菱形PSEマークはあるものの、PPSについての記載はありません。PPSで拾ってしまう機器がある以上、というかPPSが実装されている以上PPSについても記載するべきです。

 

3Aでの挙動

 

使用ケーブルはApple渾身のe-Marker無しケーブル、早い話iPad Pro 第4世代の付属品です。e-Marker無しなので3Aまで流れます。

USB PDはPPSも含めて3Aまで制限されます。この辺りは流石Ankerです。

 

総評

主の評価は "期待は越えない" です。

Nanoシリーズではあるものの45W以下の同シリーズと比較するとやや大型かつ重みがあります。ただし65W充電器としては小型でスイングプラグであるため、持ち運びに最適なのは間違いありません。発熱はします。かなりの長時間この充電器で、高負荷をかけるような使い方はあまりよろしくない気がします。

残念というか、邪魔というか、PPSはしっかりと実装するか、無しにするかのどちらかにしてほしいです。中途半端な実装で不安定な動きをしている組み合わせも存在するようなので、PPS対応としてしっかりとした実装で売り出すか、PPSを封印して販売するか、どちらかにしてほしい。外装に書いてなきゃ、商品説明に書いてなきゃセーフではありません。

小型で持ち運びしやすいという点は期待通りです。ただしPPSが邪魔で、対応機器を持っていなくても、この充電器のユーザーとしては気になります。

EXCERIA PLUSとEXCERIA PLUS G2を買ってみた。

SSDネタばっかですいません。

 

 

経緯

Amazonで安かったから。

1TBのものをそれぞれ1台ずつ購入。500GBとか1TBと価格差小さすぎて買う理由が見当たらない。売れてんのこれ?

何故EXCERIA PLUSとEXCERIA PLUS G2の2種類なのかというと、ホントはEXCERIA PLUSのが安かったのでそれを2台買うつもりだったんですが、熱帯雨林に台数制限で複数台売ってやらんと怒られたので、仕方なくG2でお茶を濁しました。とはいえG2も安くなっていて価格差は数百円でした。

 

開封

パッケージデザイン使いまわしでは。蛇足ですがKIOXIAはハイエンドモデルとして自社でEXCERIA PROシリーズを展開しています。

コンポーネント配置すら同じに見える。

コントローラはKIOXIA刻印のPhison E12Sのカスタマイズ版らしい。

DRAMはDDR4-2666の1024MB。

NANDは96層 BiCS4 3D TLC NANDが片側4枚ずつの計8枚です。

 

G2との違い

折角G2とそうでないのの両方を買ったので、その違いの話でも。

 

500GBモデルの違い

まずKIOXIA公式ページの記述だと、違いがあるのは

・500GBモデルのフォームファクタの違い

・500GBモデルの読書性能の違い

・500GBモデルと1TBの消費電力の違い

です。

以下、500GBモデルの相違点のみピックアップした表です。

  EXCERIA PLUS EXCERIA PLUS G2
フォームファクタ M.2 Type 2280-S3-M M.2 Type 2280-D3-M
外形寸法(最大:LxWxH) 80.15x22.15x2.38 mm 80.15x22.15x3.73 mm
質量 8.0 g(typ.) 10.0 g(typ.)
SEQ W(最大) 2,500 MB/s 3,200 MB/s
RND R(最大) 420,000 IOPS 650,000 IOPS
RND W(最大) 570,000 IOPS 600,000 IOPS
消費電力(アクティブ) 5.1 W (typ.) 6.7 W(typ.)

引用

EXCERIA PLUS NVMe™対応 SSD | KIOXIA - Japan (日本語)

EXCERIA PLUS G2 NVMe™対応 SSD | KIOXIA - Japan (日本語)

 

早い話が、EXCERIA PLUSの500GBモデルは片面実装で、EXCERIA PLUS G2の500GBモデルは両面実装です。フォームファクタのS3とD3は厚さを表しています。S3は表面が1.5mmで裏面はなし、D3は表面は1.5mmで裏面が1.35mmです。「買ってみたら両面実装だった」的なレビューがありましたが、KIOXIAはこの情報を普通に表記しているため、注意喚起はともかくKIOXIAに文句を言うのはお門違いな気もする。

EXCERIA PLUS G2はNANDの枚数でゴリ押して転送速度を稼いでいる節があるので、片面実装であるEXCERIA PLUS 500GBは正直EXCERIAとあまり差が無い印象を受けました。EXCERIA PLUS G2ではそれが両面実装になったため、性能が一気に1TBモデルに近い水準までに引き上げられています。

 

1TBモデルの消費電力の違い

しかし今回購入したのは1TBモデルであって、500GBモデルは主にとっては割とどうでも良いのです。仕様を注視すると、1TBモデルで唯一両者で仕様の異なる箇所があります。"消費電力(アクティブ)" の欄で、EXCERIA PLUSは6.5WなのがEXCERIA PLUS G2は6.7Wになっています。それ以外の差は見つけられなかった。

 

1TBモデルのDRAMの違い

どちらも同じようなDRAMが載っているのですが、よく見ると型番が違います。

EXCERIA PLUS : K4A4G165WF-BCTD

EXCERIA PLUS G2 : K4A8G165WC-BCTD

これらはどちらもSamsung製DDR4-2666ですが、容量が違います。前者は4096Mb = 512MBで、後者は8192Mb = 1024MBです。容量ちげーじゃんとなりますが、実は裏面にポイントがあります。

EXCERIA PLUSは表面と同様のDRAMチップが搭載されていますが、EXCERIA PLUS G2は非搭載です。つまり、512MBのDRAMを両面で1024MBにしているか、1024MBのDRAMを片面に実装しているかの違いであり、トータルのDRAM容量自体に違いはありません。

ただ、一つ疑問なのはDRAM枚数が多いEXCERIA PLUSの方が、公称の消費電力が少ない点です。単純に考えれば同様の構成であればパーツが少ない方が省エネな訳です。何故逆転現象が起きているのかはよくわからなかった。

 

どちらを選ぶべきか

普通のEXCERIA PLUSか、EXCERIA PLUS G2か、どちらを選ぶべきかという話です。

まず500GBモデルはEXCERIA PLUS G2一択です。性能が違いすぎます。片面実装が欲しければEXCERIA G2を買えば良い話です。

1TBモデルは安い方でOKです。上記に挙げた消費電力とDRAM枚数の違いはありますが、どちらも気に留めるほどでもない違いです。消費電力が気になるならEXCERIA PLUSシリーズというチョイスがまず間違っていますし、DRAM枚数が多い→故障率が高いと考えるならDRAMレスでHMBで動くタイプのSSDの方がパーツが少なくて幸せです。

コントローラとNANDが同じ以上パフォーマンスも大して差が出ないため、安い方で良いでしょう。ただし、EXCERIA PLUSはメーカー生産終了品扱いのため、在庫が減っていく一方である可能性が高い点と購入制限がかけられている点は注意が必要です。

 

最近まで生産されていた...?

実はEXCERIA PLUS G2は今回購入する前より1台所有していたのであまり新鮮味がないというか。今回買ったEXCERIA PLUSは2022年12月製でEXCERIA PLUS G2は2023年1月製です。しれっと半年以上前の生産品を押し付けられた。前から持っていたEXCERIA PLUS G2は2022年6月製なので、EXCERIA PLUS G2が生産されてからもしばらくはEXCERIA PLUSシリーズの製造はされていたようです。まあ、DRAMの実装の仕方くらいしか違わないので。厳密にはNANDの刻印も微妙に違います。という、割とどうでも良いであろう話。

 

使い道

これが困った。安いうちにSSDを買い込んでおこう程度の気持ちで購入しているのであまり使い道がないんですわ。とりあえずケースにぶち込むことにしました。

 

買ったケース

実は

rorica.hatenablog.com

このケースの色違い。この記事ではEXCERIA PLUS G2を載せているので、まったく同じ組み合わせです。二度も触れる必要が無いので、詳細は割愛してベンチマークも取りません。

サーマルパッドはいい感じにDRAMまでカバー可能ですが、裏面は対応不可。

このケースは白だとデザインがビミョーだったので今回は黒を買ってみました。同色を2台ポチるという失態の意味に気付いたのはSSD組み立て時、どっちがEXCERIA PLUSでどっちがEXCERIA PLUS G2だかわからなくなった。シールはって誤魔化した。

 

総評

今回はEXCERIA PLUS G2の低発熱さを買って外付けSSD化していますが、正直外付けSSDにはあまり向いてないと思う。外付けSSDなら片面実装なEXCERIA G2の方が適していると言えそうです。別にEXCERIA PLUSだとダメってわけではないけど気持ち的な話です。

EXCERIA PLUSは両面実装ながら物量で転送速度は出るので、デスクトップPCのセカンダリディスクとかになかなか良いと思う。ノートPCだと両面実装非対応のモデルとかがあるのでややリスキー、調べてから買った方が良いです。

ELECOMの小型スティックSSDを買ってみた。

9月なのに暑い。

 

 

経緯

前から小型SSDは気になっていました。外出の度にPCと一緒にM.2の外付けSSDを持ち出したり、カバンにUSBメモリを忍ばせていたりとしていました。しかしこれらには問題があり、M.2 SSDはUSBケーブルが必須で、HDD程ではないけどデカい。USBメモリは容量が小さい上に書き込みが遅い。

これらの問題をまとめて解決してくれると主が信じていた存在が所謂小型SSDで、USBメモリみたいな形のSSDです。小型な上にUSBメモリのようにケーブルが必要なく、そして転送速度が速いという両者の良いところを取ったような存在です。小型なのでiPadにぶっ挿しても邪魔にならないので、WindowsiPadの橋渡しも期待できそう、あとiPhoneがType-Cになったらそれも。

 

何故今なのか

それなり気になってたのに何故今の今まで買っていなかったかというと、M.2 SSDのが安かったからです。SSDはこのブログでもたびたび取り上げているように絶賛価格が暴落中で、スティックSSDよりも高性能なNVMe SSDが安価に手に入ってしまうという現実がありました。

先日、Amazonが季節なんたらセールをしていて、気になっていたスティックSSDがいい感じの価格まで落ちたのでこの機会に買ってしまおうと考えた訳です。

 

買ったやつ

ELECOM ESD-EMA1000GBKです。これの1TB版を2台購入。最初から2TB買えよっですって?1TBのが容量あたりが安かった。蛇足ですが2TB版は最近発売されたばかりの模様。

USB 10Gbpsで読込500MB/s、アルミ筐体を謳っています。評判は読みあさった感じだとなかなか良い。キャップレスで他社製スティックSSDよりも小型なので出先とかでも使いやすそうというのが購入時の印象です。

 

開封

2日程で届いたので開封

パッケージと内容物はかなり簡素で、箱と本体だけです。

本体は小型でシンプルです。例えば妙にゴツかったり、ケーブルが必要だったりする他社製品が多い中、外見だけならUSBメモリとほぼ変わりません。キャップレスなのも評価が高いです。

 

上からSATA 2.5インチSSD、M.2 SATA SSDとの比較。かなり小型です。

2枚目はUSBメモリとの比較、どちらかというと外見はこちらのほうが近い。

 

PCに挿してみる

初期出荷時点ではNTFSでフォーマットされているようです。

パーティション形式はMBR

後に、iPadでも使いたいという観点からexFATにフォーマットしなおしています。あとあまり意味はないけどGPTにしています。

CDIでも情報が読めるというか、読める情報がかなり多いです。SamsungとかだとS.M.A.R.Tから取れる情報が少ないので、それと比べるとかなり多い。

このSSDは内部的にはSATAなようで、SATA 6Gb/sをUSB 10Gbpsに変換しているようです。UASP対応。ただ、SATA 6Gb/sとUSB 5Gbpsを比べた時に速度の差があまりないので、USB 10Gbpsポートに拘らずに5Gbpsポートに挿してもあまり変わらなそう。

殻割りして中身見たかったけど流石にもったいなくてできなかった。このブログで扱っている物は自腹で買ってます。

 

ベンチ回す

ベンチはInspiron 14 7420 2-in-1のType-C端子 (USB 10Gbps) で行います。

なかなか速い。ESD-EMAのライバルがUSBメモリとかならもはや敵ですらないです。ただSSDを謳っているのでSSDとして勝負してもらうとして、それでもSATA SSDとかなり張り合える水準です。下手な2.5インチSSDとケースの組み合わせより速いです。公称値のRead 500MB/sは軽く超えていて印象も良い。ランダムも十分です。大容量USBメモリ、ポータブルHDDを完全に過去の物にしてしまう1台です。

このベンチで分からないのは長期的な性能です。例えば400GBくらいのデータを押し付けたとしたら結果がまた変わってくるかもしれない。小型SSDでそういう用途で使う場面があるかと問われると微妙なので特に調査もしないし気にもしてません。

ベンチマーク中は流石に発熱しますが、ちょっと熱いかな?で握れる程度の発熱です。アルミ筐体なので放熱性もさほど問題はないでしょう。

 

気になるところ

これはESD-EMAに限らず、スティックSSDとかポータブルSSD全般に言えることですが、素性がわからないのが地味に怖いところです。例えば この記事 で取り上げたみたいに安いコントローラと素性のわからないNANDが組み合わさっている可能性もあります。逆に良いパーツが採用されている可能性もあります。今のところ相性不良とかは出くわしてないですし悪い評判も聞かないので気にしないで使うことにします。ただQLCなのかTLCなのかくらいは知りたい。

その他、当初は短所だと思っていた点としてType-C端子でないことがあります。しかしStandard-AからであればType-Cに変換しても問題ないですし、Type-C端子だとiPadとかで使うときにケースと干渉しやすい (度々やられてる) のでこれはこれでアリかなと思った。Standard-Aもまだまだ現役ですね。

 

総評

USBメモリ、ポータブルHDD、ポータブル2.5インチSSDをまとめて過去の物にし得る、そんな1台です。容量単価でもかなり健闘していますし、速度とコンパクトさ、耐衝撃性を考えるとスティックSSDに行き着くと思います。特にセールで安くなっているタイミングならHDDは敵じゃあないでしょう。OSインストール用のUSBメモリ、2TBを超える大容量SSDとなってくると小型SSDではカバーできない領域になってきますが、そうでない場合はもうこれで良いなと思える、そんなSSDでした。

他方、やはりデータを預けるという観点から素性のわからない中身はやや気になります。主は基本的にバックアップはとる人間ですが、持ち運びで使う以上はやはりESD-EMAの1本になる場面は出てきます。買ったばかりなので、とりあえずはELECOMとレビューを信じます。保証切れたら殻割してみたいです。それか誰かやってください (他力本願)。

電卓を買ってみた。

令和の時代に電卓を買いました。

 

経緯

ふと

(そういえば部屋に電卓無いな?)

と思ったのと

(ポケットに電卓忍ばせたいな?)

と思ったからです。

そういう訳で小型のものと、家に置く標準的なサイズの電卓の2つを買うことにしました。

 

求めるもの

使いやすさは当然求めるとして、ついでなのでデザインにもこだわりたいですね。デザインが悪いと雑に扱いたくなる気がするので。

シンプルかつ使いやすい、具体的にはフラットなデザインの電卓を探すことにしました。

 

買ったやつ

小型のはSI-12Tを、家用はHS-1200TCを買いました。どちらもキヤノン製。

キヤノン製にした理由は2つあり、一つはかつて家にあったCanonの電卓が使いやすかったこと (家族が持ち出したきり返ってこないので現存しない)、フラットデザインの電卓をキヤノンくらいしか出していなかったことが挙げられます。

 

SI-12T

購入する前にレビューを確認していたので気付いてはいたんですが割と評判が悪い電卓です。しかし小型でデザインを重視するとコレしか選択肢がなかったので買いました。他の選択肢としては無印の電卓とかがあるんですが、ビミョーにあちらのほうがデカい。

使ってみた感想としては、レビューに反して思ったより打ちやすかった。ボタンはゴム製で滑りにくい、無反応は少なく、キー配列もクセがなく機能ごとにエリアが分かれているので使いやすいです。というか、この電卓を「打ちにくい」と酷評してる人は用途か購入する電卓を間違えてます。

気になったことはサインチェンジキー (±キー) が無いことです。これも実は購入前に気付いてはいたんですが選択肢がなかったので妥協した点です。√キー要らないからつけてほしかった。あとはゴム足がないので置いて使うには向いてない。ほんとに持ち運び、ポケット用電卓です。

正面からだと平らに見えますが裏面はラウンドしています。

バッテリーはLR54を内蔵しています。メーカー的には交換は想定していないらしく、電池蓋らしいものもなければ取説にそういう案内もありません。ただ、背面にネジが1本ささっているので自力で交換できる気はする。LR54って調べるとあまり出てこないけどLR1130が同等品、こちらはそこらへんで売ってるのでハードルは低そうです。

主の評価としては価格、サイズに対してかなり使いやすいかつデザインが良い、です。星つけるとしたら星4くらいですかね。

 

HS-1200TC

ホワイトを購入、レビューを見ても主にデザインが理由で購入されている電卓です。

こちらを使ってみた感想は、思ってたよりも使いにくい、です。ここでいう "思っていたより" はレビューを信じ込んだという意味で、つまりレビューの割には使いにくいような気がしたという話です。

案外キーの無反応が多く、キー配列もSI-12Tのほうがきれいだったような気がする。ただキーの無反応に関しては使い方の問題な気がするので慣れれば気にならないかもしれない。主はPCのキーボード等押し込みが弱めなので、特に同じキーを繰り返しで押すと高確率で抜けが起きます。配列は電卓だとたびたび見る0が1列左にずれているタイプで、主個人としてはあまり好みではない配置です。

その他は文句なしで、完全なフラットデザインでありながらディスプレイに傾斜があり、機能的にも申し分なく使いやすい電卓です。SIAA ISO22196の抗菌仕様らしいけどこの辺主は詳しくないので「そうなんだー」くらいに思ってます。多分1か月も使えば忘れる。一応調べると、抗菌加工していない製品と比較すると最近の増殖割合が100分の1とか書いてあった。

こちらはCR2016で電池交換が想定されているモデルです。

こちらも星つけるとしたら星4くらいですね。

 

その他共通の仕様

12桁液晶、ソーラー駆動のデュアルパワー等備えていて機能は十分です。地味にありがたいのが桁下げキーの存在で、小型のSI-12Tにもついてます。

他方本体に "設定" とか "確認" とかプリントされているのが玉に瑕。せっかくスッキリしたデザインなのでこのプリントが少し浮きます。割と真剣にどう剥がそうか悩んだ末、下手にいじって見栄えが悪くなったら嫌なので諦めました。

 

 

 

M.2 SATA SSD用のケースを買ってみた。

M.2 SATAって需要あるのかな?

 

経緯

M.2 SATA SSDを手に入れてしまったので仕方なく買った。

 

買ったやつ

ORICOというブランドの これ が安くて良さそうだったので買ってみました。

SATA 6Gb/sと書いてある一方で、USB 3.2/3.1 Gen1 (つまりUSB 5Gbps) とも書いてありどっちを信じれば良いのかわからない。とりあえず買ってみました。

まあ、1Gbpsの差に拘るなら最初からNVMe買えという話ではあります。

 

開封

 

ケース本体、USB Type-C to Type-C(or Standard-A) USB 10Gbpsケーブル(規格不適合品)、ヒートシンクが入ってました。

ケーブル超要らない。Type-C to Type-Cの部分はよくある安物なので良いとして、Type-CからStandard-Aに変換する部分は安物かつ規格不適合品なので使い方間違えると機器がぶっ壊れます。

SSDとPCをこれで接続した程度で甚大な被害が出るとは思えませんが、根本的にこんな変換必要ないので使いません。

 

開腹

新品時点でネジ山が潰れており開けにくいとかいう仕様なのか不良品なのかよくわからない状態でした。無理やり開けたけどこれあと2回くらい開け閉めしたら使えなくなりそ。

恒例イベント化を目指しているコントローラチップのお披露目、中身はASM235CMです。 "USB 3.2 Gen2x1 to SATA 6Gbps bridge solution for USB Type-C storage application." とか書いてあるのでUSB 10Gbpsはいけるっぽいです。他方、チップ側の説明にUASPの記述はなさそうですが、ケース側の説明には明記されてるので、対応していると信じてる。

 

🈞開封

ここで

「どうやって取り付けんのこれ」

という問題があることに気づいた。

SSDの固定具が無い。よく考えたらヒートシンク用のサーマルパッドも無い。サーマルパッドはケチな製品なら付いてないこともあるかな?とやや無理矢理納得したけど固定具無いのはおかしいですわ~。再度化粧箱を点検して気付いたんですが、これまだトレイの下に何か入ってます。

主の目が節穴すぎるのかな。ということで、新たにサーマルパッド、固定具2つ、ドライバ、説明書を発見しました。

ちな、ねじは付属のドライバを使っても普通になめたので、ねじに関しては全個体これならどうしようもないと思う。

 

使ってみる

ヒートシンクで見えないけどWD BlueのSATA SSDを採用、取り付けは簡単なので割愛、強いて言えば最初から満身創痍なネジが鬼門。こいつのせいでしっかり閉まらなかった。ふるとカタカタいうので割と鬱陶しい。

CDIで読めました。SATA 6Gb/sで、UASPいけたみたい。

CDMでも回しますか。

(^^)←Readを眺めてた時の主

(';')←Write見た時の主

Write遅くない?というか遅すぎない?SEQ Writeで250MB/sって、高級HDDに負けるくらいです。ランダムもSSDとしては論外です。

Readは540MB/s出てるあたりUSB 10Gbpsが効いてる気がする。え、≒4.3Gb/sじゃないかですって?こういうのは実効値というものが存在するのでUSB 5Gbpsなら625MB/s出せる訳じゃあないです。

流石にWriteがカスみたいな速度すぎるので、PCをIntelマシンに変えて再度ベンチ回しました。

PCを変えたらまともな結果になりました。ミニPCは頻繁にSSDと相性不良を起こしたり、パフォーマンスが出なかったりするので今度からSSDに関する記事立てるときはできるだけInspironでベンチとかとることにします。

 

M.2 SATAの必要性

2.5インチSATAはケースが安いというメリットが、NVMeは速いというメリットがありますが、間に挟まれたM.2 SATAをどう評価すれば良いのかわからない。小型で低発熱ってことにしておきますか。

Wi-Fi 6に対応したFire TV Stick 4K Maxを有線で使ってみた。

理論値は無線のほうが速い。

 

 

Fire TV Stick 4K Maxを買った

見出しの通り、Fire TV Stick 4K Maxを買いました。Fire TV Stick 4Kも持ってますが、家族に貸してるうちになんか返して貰いにくい空気になってしまったので諦めて買いました。

というのは半分冗談で前向きな理由もあり、こないだのタイムセールで過去最安だったこと、Wi-Fi 6に対応させたかったことも理由にあります。つまり家族から返還されようがされまいが買い換えていた可能性は高い。

 

スタンドも買った

Fire TV Stick 4K (2018年モデル) を使っていた時に感じた点で、Fire TV Stickって割と邪魔なんですわ。小型なんだから黙って使え、と言われるとまあBDレコーダーとかと比べると確かにそうです。しかし自ずとテレビ (主の場合はPCモニター) に直付けするような使い方になり、これが意外と折りそうというか、要らぬ気を遣うことになりました。また、後にイーサネットアダプタを増設した結果、モニター裏が非常にごちゃごちゃして、鬱陶しくなって半ば家族に押し付けた形になります。

前置きが長くなりましたが、とにかくFire TV Stickは裏でごちゃごちゃと邪魔なんです。今回はスタンドを使うことで手を打ちました。Fire TV Stickをモニター裏からどかしつつ一か所に留めておける上に、有線LANも使えるという優れものです。Amazon純正ではないもののELECOMから出ていてそれなりにマトモな作りです。なお、お値段はセール時のFire TV Stickに近いので若干高い気はしないでもない。

メリットはケーブル類が一か所にまとまること、デメリットはケーブルが硬いとスタンドごと持ち上がること。

買ったのは これ 。Fire TV Stick 4K Max発売前からある製品ですが、Fire TV Stick 4K Maxでも使えます。

 

有線LANで使う

さて前作2018年モデルに対するFire TV Stick 4K Maxの強みはWi-Fi 6対応ってことなんですが、主は有線LANで使います。一応理論値はWi-Fiのほうが速いです。これはAmazon純正のイーサネットアダプタを使おうが、ELECOMのスタンドを使おうが変わりません。Fire TV Stick 4K Max側の仕様でAmazon純正イーサネット以下略もELECOM以下略も100BASEなので100Mbpsしか出ません。一瞬でも最高速を目指したいならWi-Fiのが速いです。

ただ、それでも有線LANを使うのは無線LANよりも圧倒的な安定性を誇る上に、Fire TV Stick 4K Maxでギガビットイーサネットは全くと言っていいほど必要が無いためです。確かにWi-Fi 6は速いものの、無線という特性上不安定になることがあります。例えばAPからめちゃくちゃ離れてるとか、遮蔽物があるとか、同時に接続しまくるとか、無線は様々な要因で不安定になります。他方有線LANはほとんどの場合、状態が繋がってるか繋がってないかの2択であるため、安定したパフォーマンスを得ることができます。これはFire TV Stickみたいなストリーミング再生を前提とするデバイスでは割と強みだと主は思っていて、例えば画質が落ちたりとか、再生が止まったりとかいう割と鬱陶しいストレス源を断つことができます。

Fire TV Stick 4K Maxで扱うコンテンツは良くて2160p60fps HDRとかなので、だいたい80Mbps超えてれば足ります。アプリのダウンロードとか、ファームウェアアップデートではDL速度が出るに越したことはないですが、たかだか8GBのストレージしか持たない機器の扱うファイルサイズなんてたかが知れてるので100Mbpsで問題はないでしょう。

あとはWi-Fiよりも有線のほうが低消費電力そうだなあといういい加減な理由とか、あんまWi-Fi使いたくないなあ (iPhoneiPadくらいしかWi-Fi繋いでません) とかいう私情がそれなりの割合占めています。主は無線より有線LANを信じる人間なのでFire TV Stick 4K Maxの強みを捨ててでも有線で使いますよええ。

 

前モデルとの違い

この辺は結構比較サイトとかが多いので割愛...しようかと思ったけどそれだとつまんないので他サイトであまり書いてないこととか書いてみますか。

実はFire TV Stickの仕様はAmazonが公式で公開しています。

Fire TV Stick 4K - 第1世代 (2018) のデバイス仕様

Fire TV Stick 4K Max - 第1世代 (2021) のデバイス仕様

これ見ると、前者はAndroid 7.1ベースで後者はAndroid 9ベースで意外と古いな~とか割とどうでもいいことがわかります。

触れている記事が多い点では、2018年モデルがMTK8695+MT7668でRAMがDDR4 1.5GBだったのが、2021年モデルではMT8696+MT7921LSでDDR4 2GBに強化されています。レビュー記事筆頭に「レスポンスが向上した」という意見が多いのはこの辺が関係してそう。主的にはRAM増量が割と大きいのかな?とか思ってますがこの辺のSoCとか内蔵GPUのパワーの違いがいまいちわからないので何とも言えない。

そして先述の通りWi-Fi 6に対応しています。主の手持ちでWi-Fiを常用するような機器で、Wi-Fi 6非対応なのはもはやSwitchくらいです。PS4とかは専ら有線LANです。Fire TV Stick 4K Maxも有線LANで使う予定ですが、Wi-Fi 6に足並み揃ってきてくれているのはなかなか気持ちが良いものです。

2021年モデルの、しれっと書いてあるけど地味にデカい点はAV1のハードウェアアクセラレータが使えることです。どのサブスクがどのコーデックを使ってるか、とかは特に調べていないものの、YouTubeはAV1の採用に積極的なようです。

 

AV1再生支援は使われるのか

では実際にAV1ハードウェア支援で差が出ているのかというと、YouTubeで2018年モデルではVP9が優先してロードされていた一方で2021年モデルではAV1がロードされていました。2160p60fps HDRでもAV1でロードされていました。VP9でロードしている動画もありましたが、これはAV1形式のファイルが存在しない模様。

2018年モデルで2160p30fps HDRの動画を再生した時の様子。VP9+OPUSがロードされました。

2021年モデルで、条件を同じにしたところAV1+OPUSが選ばれました。AV1デコードハードウェア支援は活用されてる模様。

2021年モデルで1080p30fpsの動画を再生してもAV1+OPUSが選ばれます。

2021年モデルで2160p60fps HDRの動画を再生してもAV1+OPUSが選ばれるので、少なくとも2021年モデルでYouTubeを再生するとAV1が優先される様子。

2021年モデルでもVP9+Enhanced AC-3がロードされた動画はありました。これはアップロードされたばかりの動画で、そもそもYouTube側にAV1形式のファイルが存在しませんでした。

WebMはVP9、下の1080pのMP4は恐らくH.264です。YouTubeがどのような形態をとっているのか知らないけど、1ピクセルの劣化も許さないのであれば、知覚できるかは別として後から用意されるAV1よりもWebMのが劣化が少ないような気がしないでもない。筆者の知る限りではYouTubeはAV1とVP9とH.264が存在します。AV1のハードウェアデコードに対応しているかどうかで優先されるコーデックは変わるようで、AV1かVP9のどちらかが優先され、オーディオはステレオならOPUSが優先されるようです。ここ最近でH.264AACが自動選択された場面に遭遇したことがない。

蛇足ですがEnhanced AC-3はDolby Digital Plusです。いつの間にかYouTubeはサラウンドに対応していたらしい。かるーく調べるとちょうど1年前くらいからしれっと対応していたみたいです。

 

その他したこと

大見出し立てるほどの内容はないけど一応書いとこうかなと思ったもの。

 

K580とペアリングした

Fire TV Stick 4K MaxはBluetooth LEに対応しているのでK580とペアリングできます。BT対応だし普通だろうということで、実はPS4とかはBluetooth LEに対応していないのでK580と直接ペアリングできません。話を戻して、主は音声アシスタントをあまり使いたくない人間なので手打ちで検索します。しかしFire TVリモコンの操作性はお世辞にも文字入力に向いているとは言えないので、キーボードで検索します。ちなみにK580側の機能キーも再生とかはそのまま使えます。

iOSアプリでiPhoneをリモコン代わりにするのもアリなんですが、実はこれレスポンスが悪い上によくコケるので快適性が "Fire TVリモコンよりはマシ" 程度の割と悲しい出来となっています。これやるくらいならキャストしたほうがマシ...と言いたいところだけどキャストはバッテリー食うんですよね。

 

Tetrisで遊んだ

初期設定中にFire TVに勧められた気がしたので入れて、DUALSHOCK4をつないでやってみました。遊べるけど課金誘導が多い上に操作性が悪いので1時間でアキタ。

 

Fire TVリモコンを追加した

特に深い意味はなく家にFire TVリモコンが1台余ってたのでなんとなく繋げてみました。第2世代なのでボタンとかが違うものの、1台のFire TV Stick 4K Maxに複数台のリモコンをペアリングするのは想定された使い方なのか普通に混在させて使うことができました。

第3世代リモコンはボタンが増えてるものの主はあまり使わないボタンばかり増殖したので第2世代リモコンで十分かな。第3世代リモコンに感じたメリットは電池蓋のしまりがしっかりしたので外れにくくなったことですかね。

 

IP固定してDNS設定した

これはFire TV Stick 4K Maxに限らず、自分の手持ち機器でネットワークに繋がるものはすべてIP固定します。DNSはAdGuard DNSを設定しました。これはPrime VideoとかYouTubeとかには無力ですが、野良アプリとかの広告は弾けることがあるので、何となく設定してます。

 

ヒートシンクつけた

前モデルでもやってたことで、本体がそこそこ熱持つので余ってたSSDヒートシンクをくっつけときました。本体がマット加工のプラスチックなので効果はそこまで大きくなさそう。おまじないと思ってつけといた。

 

気になったこと

これらは前モデルの時点で気になっていたことが多いです。

 

シャットダウンできない

スリープと再起動はできるもののシャットダウンはできません。主はPCをつけっぱなしにする割にはこういう機器の待機時消費電力は気にするので使い終わったら電源切っておきたいんですよね。そうでなくても、配線し直しとかで抜くとき、電源切らないで抜くという行為に抵抗がある。

Amazon公式はスリープにしてぶち抜けばOKと言っています。

 

映像出力が止まらない

実はスリープにしても黒画面が出力され続けます。これやられるとモニター側がスリープにならないとか、入力が勝手に変わるとかいう問題が起きます。

 

Type-Cではない

Fire TV Stick 4K Maxに拡張性なんて求めてません。ただコレのためにMicro-Bケーブルを残さないといけないのが非常に癪。手持ちの機器でMicro-BなのはMicro-B 3.0である外付けSSDとかくらい、正直Micro-B 2.0ケーブルとか全部捨てたいんですけどコレのせいで見送りですね。

USB 2.0でもいいから、イーサネットアダプタくらいしか拡張できなくても良いから、Type-Cにしてほしかったところです。百譲ってFire TV Stick 4K Maxなんてどうせケーブル繋ぎっぱなしになるしいっか。

 

その他

PCモニターにつなぐデメリットとして、Fire TVリモコンから音量調整ができないという問題があります。主は今後AVアンプを導入予定で、有名どころのAVアンプであればリモコン機能が使えるっぽい。ので今のところ不満点ではあるもののそこまで問題視はしていません。しかし今年はiPhoneに投資してしまうのではやくても今年の冬以降。

 

2018年モデルから買い換えるべきか

まず今から買うならFire TV Stick 4K Maxで良いと思います。というか新品で2018年モデルほぼ流通してません。2021年モデルは2018年モデルの完全上位互換と言ってしまって差し支えなく、さらに価格も据え置きなので型落ちを買う必要はありません。

他方、今使ってる2018年モデルに問題がないのであれば買い換える必要はほぼありません。2018年モデルとの性能差を体感できたところで大差はなく、主みたいに意地でもWi-Fi 6に統一したい人とかでなければ、Wi-Fi後方互換があるので問題なく使えるのが現状です。中古では2018年モデルはかなり安価で取引されていて、これを売って2021年モデルを買うというのはあまり良い手とは言えません。逆に、初期投資を抑えたいのであれば中古で2018年モデルを買うのはコスパが良いのでアリかもしれない。

つまり、今から買うなら2021年モデルで、2018年モデルを使っている人は余程の事情がない限り買い換える必要はない、というところです。

2.5インチSATA用のケースを買ってみた。

モ〇ストはモンスターストレージの略だったんですかね。

 

経緯

元から手持ち2.5インチSATA用のケースは枯渇気味だったんですが、買うのが面倒というかSATA如きに出資するのが癪だったので放置してました。これ をたまたま見かけて、割引で最終的に600円切ってたので「まあ、この値段なら...」という思考の元不足分2台を買ってみました。

型番はMSSATC25U31-01BKらしい。メーカーはよく知らない。つまりメーカー見て買ってない。メーカーごとにある程度品質の違いはあると思いますが、結局はSATAとUSBの変換してるだけ、コントローラチップに左右される要素が大きいのでどこから買ってもあまり差が出ないと思ってます。

蛇足ですがモンスターストレージというトコはSSDも販売しているようです。主は大手メーカーからしSSDは買わないというマイルールがあるので、ケースしか買いません。

 

開封

ケース本体、USBケーブル、説明書というシンプルかつ十分な構成です。正直ケース本体以外は要らん。USBケーブルはStandard-A to MicroB 3.0ですが、600円未満のケースについてくるケーブルなんてたかが知れてるので、元から持ってる品質の良いケーブルとの混在防止のため外箱に閉じ込めておきました。偏見ではあるもののこの手のケーブルって碌な品質してないんですよ。玄〇志向の2.5インチケースの付属ケーブルなんて新品時点で断線してましたしおすし。

説明書は大抵の人間は読まないので、主もそれに倣って読まずにしまいました。

本体デザインは...まあ透明のとかよりは良いんじゃないですかね。個人の好みの問題、主的には特別気に入ってはないです。

 

開腹

やることがないので当ブログ恒例となりそうなコントローラチップのお披露目会でも。

中身はJMicronJMS578で、まあこの手のでよく見るやつです。USB 5GbpsとSATA 6Gb/sのブリッジコントローラで、商品説明の通りUASPに対応しています。つまり無難。

 

使う

見出しが雑になってきた気がする。

その辺に転がってるSATA SSDを拾ってきてぶち込んでみました。

ケースが9.5mmも対応しているので、7mm HDDとかSSDだと若干隙間ができる。SATA端子は呆れるほど脆いのでスペーサーを入れるなりクッションを入れるなりしたほうが良いと思います。

このケースのメリットでもありデメリットでもある点は、差し込み時にSATA端子に対して水平に差し込めるので、端子部分へあまり負担がかかりません。世の中にある2.5インチケースは、何故か斜め方向から差し込ませる製造時点で欠陥としか思えない製品がゴロゴロあるのでまっすぐ差し込めるというだけで割と嬉しい。他方この設計のため縦方向に長いのがデメリットです。他の2.5インチケースと比べてもややデカめとなっています。

まっすぐ差し込むことを目的とするなら、このような設計を必ずしもとる必要はないので、良心的ではあるものの完璧とは言えない製品です。

CDIで情報も読めてUASPにも対応しているようです。関係ないけどWDのSSDてS.M.A.R.Tで読める情報多いよね。

速度は...微妙。

ギリギリSEQ Readが400MB/s乗らないという惜しい結果に。SATA SSDに速度はあまり求めてないので許容範囲ですが、もう少し頑張ってくれても良い気はする。

基本的にこの手の検証はRyzenなミニPCでやっているのですが、別製品で問題が起きたのでIntelマシンでも測ってみました。

SEQは伸びてRNDは落ちるという結果に。

 

SATAの利点

NVMeが主流の現在、SATAの利点は何か。主は3つあると思っています。

 

1つ目、枯れてる。

SATAはNVMeなんて規格から見たらじーさん規格なので枯れてます。枯れてると何が良いかというと、安定性とかで有利だと思っています。NVMeだと相性不良を起こしやすいという問題がある一方で、SATAはあまり相性問題が起きないので主みたいに色々な機器に使用する身としては安心材料となります。これ みたいな、そもそもやる気のない製品は例外というか論外です。

 

2つ目、省エネ。

SATAは元々HDDとかODDみたいな低速なドライブ向けに設計されていた過去があるので、SSDから見るとボトルネックになっています。これは必ずしもデメリットではなくて、NVMeと比べるとピークパフォーマンスに差が出るので消費電力が低いという地味なメリットがあります。また省エネなのに伴って発熱がNVMe比低いのも一応メリットですかね。

 

上記2点は外付けで使うなら無難にありがたいメリットです。ただし省エネに関しては外付けで5Gbpsで接続すれば良いという話なので必ずSATAに限ったメリットになるかと言われるとビミョい。

 

3つ目、安い。

これは自分で書いておいて微妙だなと思いつつ一応書いてみた。NVMe比性能が低いので安価に設定されていることが多いです。ただ最近はNVMe SSDも価格が下落していて、もう下層が詰まってきているので価格差がかなり少ないことがあります。正直性能と価格のバランスを考えたとき、NVMeの方が得なことが多いのでSATA SSDをあえて選ぶメリットは少ない気はする。特に内蔵用なら。

 

そういう訳で、SATAのメリットは3つただし実質1つです。迷ったらNVMe買ったほうが良いでしょう。